Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ

今日は、個人的な備忘録。

2月にとあるコンサートで、
ショパンのアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
演奏する予定で、今鋭意練習中。
一日、3時間から4時間はコンスタントに練習の
非人間的な日々です。
私はソリストというよりは、普段、
室内楽や伴奏者の仕事が主で、
なんかないと、こんなに練習ばかりはしません。(-。-;

ほかに、ショパンのノクターン、op.27-1、嬰ハ短調
も演奏予定ですが、これについてはまた後日。
今日はポロネーズの方の、演奏のビデオを集めてみました。
当たり前だけど、
みんなすごいなあ。。。。(あほな感想ですが、、、)
明日起きて、これぐらい弾けるようになってたらいいのに。
(指くわえ)

 

それでは華麗なるピアニストたちの競演をどうぞ。

 

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クリスティアン・ツィマーマン

ショパンと同じくポーランド出身のピアニスト。
若い時のきらきらした感受性溢れる素晴らしい演奏。

m.youtube.com

ダン・タイソン

ベトナム人ピアニスト。

ツィマーマンと同じくショパンコンクール優勝者。

アジア人では当時、初めての覇者。
よく切れるナイフのように明瞭なタッチ。

辻井伸行
目が見えない事が信じられない神演奏。

m.youtube.com

エフゲニー・キーシン

ロシアのピアニスト。

神童として小さい頃からカラヤンなどと協演するなど、

キャリアを積んできた。今じゃ、すっかり中堅どころ。
正統派の華麗な演奏。超かっこいい!

 

最後に

アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズについて
少し。

ポロネーズ部分は、ショパンが21歳の時、
1831年に作曲され、1834年、ショパン24歳の時に、
アンダンテ・スピアナートが加筆され1836年に出版された。

ショパン21歳、1831年、どんな年だったかというと、
前年に故郷のポーランドで11月蜂起が起こり、
この蜂起を受けてウィーンでは、半ポーランドの風潮が高まり、
ウィーンで、十分な演奏の機会を得られなくなって、
パリ行きを決意し、この年の9月にパリに到着。
その年の12月には、シューマンが、彼の作品を
「諸君、帽子を脱ぎたまえ、天才だ」評している。
翌年にパリで行った演奏会では大成功をおさめた。