Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

暗闇ではひそひそ話が良くはかどる。

今週末、木曜、土曜、日曜と、来週末、木曜から日曜日の計7日間、
デュッセルドルフのオーバカッセル地区にあるミニシアター、
Theater an der Luegalleeにて、“Im Dunkeln ist gut munkeln”という
音楽芝居にピアニストとして、出演しています。

Willkommen | Theater an der Luegallee in Düsseldorf-Oberkassel

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こんなかわいらしい劇場で、席数はMAXで80ぐらい。
昨年の夏、8月がこけら落としだったのですが、
その後、何回かの再演を経て今に至っています。

 

タイトルは日本語に訳すと、「暗闇ではひそひそ話が良くはかどる」
というような感じ。

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(Foto © Theater an der Luegallee)

テノールのThomas、舞台作家で、コメディアン、役者、
(テレビドラマとかにも出てる!)そして歌い手でもある、
多才なChristianeと共に舞台をこなしていきます。
Christianeは、本当に多才な人で、
今回の舞台の脚本、演出を受け持ちつつ、
その作品の中に出て来る何曲かはなんと、
彼女のオリジナルのナンバーです。(作詞、作曲共に)
楽譜がないものもあって、
私もこの舞台化にあたり、編曲や、楽譜起こしに携わりました。

 

他にドイツの古いSchlager(歌謡曲みたいなジャンル)が演奏される中、

(たとえば、これ。↓)

m.youtube.com

ピアノ曲を一曲加えてほしいとの事で、ドビュッシーの
(著作権が切れているという条件で)「La plus que lente」→
「レントより遅く」という作品を演奏しています。

 

「レントより遅く」は1910年、ドビュッシー48歳の時に書かれたワルツ。

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同じ年には、前奏曲集一巻も手掛け発表しています。
8年後に直腸癌で亡くなるまで、バレエ音楽「遊戯」、12の練習曲、
チェロソナタ、ヴァイオリンソナタ 、二台ピアノのための「白と黒で」
などが生み出されています。
サロン音楽のような、小洒落た軽〜いタッチの雰囲気が
魅力的な作品で、今回の舞台にはぴったりはまっていると思います。

 

今、学校が二週間のイースター休み(春休み)に入り、

生徒が少な目なのでのんびりとしているのですが、

休みはこれでほぼちゃらです。

でも、弾く仕事は毎回なんでも本当にありがたいので、

楽しみながらピアノ弾いて来ますよ。^^

あと、広告を見た人たちに、

「え?!役者も始めたの?!」と驚かれたのですが、

音楽芝居出演ですが、あくまでもピアノ弾きとしてです!

休憩の前に一言だけ、「Pause〜♫(休憩)」というセリフを頂きましたが。

ふふふ。(*^ω^*)