Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

ザウアーランドに響き渡るシューベルト

風邪、おかげさまでほぼ治りました。^_^

 

金曜日、

ピアニスト仲間の友人(まめでハートフルなゲイ)

が電話して来てくれて、

マヌカハニーを安く売っとるのを見たから、

買って持って行っちゃる。

と言ってくれ、

クリスマスマルクトで買って持って来てくれました。

この友人も、昨年、同じくクリスマスマルクトで

マヌカハニーを安くゲットして、

それが結構効いたとのことで、

その値段なら、まあ、試しても良いかな?と思い、

買って来てもらいました。

安いだけあり、(250グラムで20ユーロ。)

MGO60と、値は低いので、

どうかな〜と思いましたが、

ガッツリ効いて8割方治りました。

恐るべし、マヌカハニー。

聞きしに勝る威力でしたよ。

次回は、頑張ってもう少しMGO値に高い

ものを購入しようっと。

 

土曜日の夜に入ってた用事は、

大事をとってキャンセル。

日曜日は、その、

マヌカハニーを持って来てくれた友人の

リサイタルが、

NRW州の保養地、ザウアーランドであるので、

長時間電車に揺られ、

病み上がりながら聴きに行って来ました。

彼は、毎年違ったプログラムで、

ソロリサイタルをその保養地のホールで行なっています。

今年のプログラムは、

オールシューベルト。

前半は、楽興の時。

後半は、D845のa-Mollのソナタでした。

とても歌心のある演奏で、

弾きにくい、難所もごりごりのプログラムを

りっぱにこなしていました。

本人は後で大騒ぎしてたけど、

一瞬、暗譜が分からなくなって、大ごとだったと。

でも、

聴いている側としては、

かすかに、

「ん?今、もしかしても迷走中でしょうか?」

というぐらいの風味で済んでて

さすがでした。

私も、もう少し泰然として、

暗譜がやばい時、

クールな顔で切り抜けたいのですが、

なかなかね。😅

これにはやっぱり、年季と慣れと、度胸かな。

 

チケットは80席が完売。

さらに席を臨時で増やした上、

立ち見がいるぐらいの盛況ぶりでした。

(コンサート前の客席の様子)

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もんの凄い僻地に、

有名ではないピアニストが

(毎年、15年間続けて演奏会しているとはいえ)

オールシューベルトという、

地味なプログラムで演奏会して、

この盛況ぶりは、

さすが、クラシック音楽が文化として根付いている

ドイツにおける局地的な現象ですかな。

80人のお客さんがやんやの喝采でした。

 

ザウアーランドは、保養地として、また、

スキー場もあることで有名な場所で、

いつか、遊びが目的で

また訪れたいな〜と思いました。

電車に片道、3時間ぐらい座ってたかな。

チケットは、NRW州内の1日チケット

というのを利用すると、30ユーロで往復できます。

 

まめで、ハートフルな彼なので、

帰りは遅くなることもあり、

握ってくれたおにぎりと、

緑茶を啜りつつ、

電車に揺られながらの帰り道。

リサイタル当日に、良くやるよな〜。

ほんと、まめ。

至れり尽くせりに感激でした。

男性にご飯作ってもらうって

なかなかほっこりしますよね。^ ^

元彼も料理好きな人だったので、

たまに作ってくれてたけどね。

もう徐々に思い出となりつつあるだけに。

 

友人の頑張りを見て来て、

励みになりました。

私も来年の2月にあるソリコンサートのため、

これからこもる日々。

頑張っていこうと思います。