Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

青天の霹靂(長いです。)

デュッセルドルフは、冷えています。。。

先週末の日曜日は、突然、春のように温かく、

(最高気温は17度でした。)

しかし今年の突風第二号が。

(今度はヴィクトリアって言う名前だったらしいです。^_^;)

春先というのも、雨風が結構あるものだし、

なんとなく勘違いしてしまいそうになったのですが、

月曜日から、

「春??え?本気に取った?洒落よ。しゃれ。」

と神様が言ったかどうかはさておき、

急冷。

と言ってもマイナスではないので、

今年の冬はやっぱり楽だったかな〜。

まだ、これからどうなるか分からないので、

でも気を引き締めていかねば。

 

この地域では、毎年、ものすごい盛り上がり方をする

カーニバル。

明日から本格的に始まります。

昨年も簡単な記事を書きました。

yuruyuruduessel.hatenablog.com

明日は、Altweiber と言って、

女性に無礼講が許される1日です。

見知らぬ男性のネクタイを切っても

良いことになっているので

この日、男性諸君は切られても

良いネクタイをして出歩かないと、

お気に入りのネクタイをうっかり切られちゃう憂き目に

合うかもしれません。

 

このブログでもなん回も書いてきましたが、

わたしは特に好きじゃないカーニバル。😞

ですが、生徒が学校の行事などで

レッスンを休む人もちらほらいたり、

来週の月曜はパレードの日(Rosenmontag)なので、

仕事自体が完全にお休みになったりと

(祝日ではないのですが、学校や会社は、

休みのところがほとんど。)

ちょっと仕事が楽になるところが、

まあ悪くないかな。

今月末コンサートがあって、ソロ曲を何曲も弾くので、

今、練習をがんがんとしていて、

自由時間=休みじゃないんですけどね〜。

 

毎週ちょっぴり写真を何か載せてるので、

テーマとはあんまり関係ないですが、

今日の写真はこちら。

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デュッセルドルフの新しいショッピングセンター。

2年ぐらい前から工事が始まっていたと思うのですが、

徐々に完成しつつあります。

かなり巨大だし、

どんな風になるか、なんの店舗が入るのか

わくわくします〜。😆

早く出来上がらないかな。

 

さてさて。

今日のテーマなんですがね。

青天の霹靂ですよ。

霹靂。

難しい漢字ですね。。。

かなり練習しないと、書けるようにならない気がしますね。

1、青く晴れた空に突然起こる雷

2、突然発生する事変や、大事件

ja.wiktionary.org

 

今日、お話ししたいことは、

2番の方ですよ。

ほんと、2020年、何でしょうね。

親友2人に新年早々、色々起こったので、

今年はずいぶん色々あるなあ〜と、

のんびり思っていたのですが

まさか自分にまでこんなびっくり‼️な

出来事がやって来るとは!と、まだ呆然としているところです。

 

はいはい。

これ以上引っ張るのもね。😅

何があったかと申しますと

(ちなみにここからの話、結構長いです。

時間がある方は良かったら読んでね。)

 

結論から言うと、

うちのアパートの大家さんから

「引っ越してくれませんか?」

と丁寧に尋ねられました。はい。

どこに?と言いますと、

うちのアパートの1番下の階へ。😰😰😰

 

そもそも、事の始まりはこうでした。

1階に長い事住んでいる女性、

シェーファーさんの部屋に

業者が入り、

リノベーションされていたので、

荷物などを何度も預かってもらったり、

交流がゼロではなかったこともあって、

やはり一階に住んでいる大家さんのベルを鳴らして、

「つかぬことをお伺いしますが、

シェーファーさんって、引っ越しちゃったんですか?」

と尋ねてみたんですよ。

そしたら、大家さんが深く頷いて、

「はいはい、その通りですよ。

シマ吉さん、今、時間ある?

ちょっとわたしの事務所まで一緒に来てください。」

と言うので、

一緒に行って話をしました。

 

実は、2018年の秋頃、わたしの下に住んでいる

住人がピアノについて文句を言って来た

と言う経緯がありました。

その際、大家さんも間に入り、話し合いがあって、

ピアノを弾いても良い時間など、

(ドイツでは法律にも、音楽を奏でて良い時間帯

などが、明記されていて、

本来ならば、権利は保証されています。)

詳細を話し合い、一応、着地点が見つかった形で、

話が一旦、落ち着いていたかのように

見えていたのですが、

実際は違ったんですね。😭😭😭😭

 

日本で、多分この手の話をすると、

自業自得とか、防音してない方が悪い、

と言うのが一般的な反応だと思うのですが、

ドイツでは、ちょっと、一般の見方が違っていて、

だいたいの人が、(わたしの生徒なども含め)

「それは、後から入って来て文句を言う、

あなたの隣人がおかしい。

そっちが出て行くか、譲歩するべきでしょ。」

とありがたいことに皆、

割と味方になって話を聞いてくれるので、

それは本当に助かります。

ドイツでは、個人の権利という背景をベースに

いろんな問題を解決して行く文化なので、

そう言う味方になるのかもしれません。

 

さて、下に住んでいるイタリア人ですが、

大家さんによると、

「あの人の彼女がね。。

だいたい、あのドイツ人の彼女ができるまで、

そんな文句、一年以上言ってなかったでしょ。

あの彼女が曲者なんだと思うわ。」

ということで。

 

昨年の夏ぐらいまで、

一旦下火になっていた苦情が、

この秋ぐらいからエスカレートしたそうです。

まあね。

生徒が弾くピアノの音のレベルだと、

か細くて、多分、大したこともないんですね。

わたしが、この秋ぐらいから、

コンスタントに毎日、何時間か、

集中してがんがん練習していたので、

それは大いにあったのでしょう。

 

大家さんは、わたしのところへ文句を送らず、

止めておいてくれたそうなのですが、

(わたしも、前回の話し合いで、

ギリギリのところでの譲歩だったから、

これ以上、弾く時間を削るとかは

無理なのも承知だったんでしょう。)

2週間に一回の割合ぐらいで、

根気強く続いて来る輩に、

徐々に辟易して来たそうで。😫

 

わたしが、シェーファーさんの事を

尋ねたのが、

大家さんにとっては渡りに船🚢だったようです。

大家さんも相当我慢強いタイプなので、

機を伺っていたようですね。

 

一階に越す事。

それだけ聞くと、大した事ないように

聞こえるかもしれませんね。

 

今、住んでいるアパートの部屋は、

居間と、寝室と、台所、バルコニー

があって、47平米。

でも、一階の部屋は、

リノベーション仕立てとはいえ、

寝室なし、バルコニーもなし。

え?それはないわ。

と思ったら、大家さんが、

1階にある中途半端な一室があって、

それを寝室に使って良いから。

と言うんですよ。

この中途半端な一室、それがちょうど、

わたしの今の寝室とほぼ同じ広さ。

そこに、トイレと、

シャワー室も付いてる感じ。

キチネットのようなものも付いていて、

つい最近まで、

この狭い一室にも人が住んでたんですが、

わたしが寝室として使うなら、キッチンは取り外す

という事みたい。

でもね、、

寝室に行くたびに、階段を上がったり降りたり、

(自分ちの中じゃなくて、外階段!)

それ、不便でしょ。

鍵をうっかり忘れたりしそうだし。

 

なんだか、まだちょっと、全体像が把握できてない。

これが起きたのが、月曜日の昼ごろだったので。

正に、寝耳に水、青天の霹靂!!😱😱😱

関係ないけど、(いや、ちょっとした連想です。)

デュッセルドルフのムンクの展覧会、

まだ行ってないなあ。

今月で終わっちゃうはずだけど。。。

 

それはさておき、熟慮の結果、

(大家さんは強制ではないと言ったけど。)

もう、これはなにかのプロセスなのかも

しれないし、

流れに沿って、引っ越すしかないのかと。

そこまで考えが進みました。

大家さんにも一応、口頭でOKして、

リノベーション作業で出入りしている

業者さんとも話して、

壁に塗りたい色など伝えたりしましたよ。

 

今日、ドイツ人の友人にこの話をしたら、

「えーーーー、まじで!良いの?本当に?!!」

と言われ。

この彼女がまた、ものすごくしっかりしているので、

まだ、サインしていないんだったら、

これとこれは、きっちり尋ねるべき!

というアドバイスをくれました。

 

ぼうっとしている今のわたしの頭じゃ、

思いつかないような内容だったので、

ありがたし。。。。

 

明日、早速大家さんにその件、

了承可能か、聞きに行ってみます。

何を尋ねたのか、という話は、

大家さんからOKが出たら、

ここでまたお話しします。

 

うちの大家さんがしかし、

本当に親切で良い人だなあ〜

と思うことは、

今回、この件にかかる引越し費用は、

基本、大家さんが持ってくれるという事です。

リノベーションも面倒な掃除も、

古い住処の分は必要ないということ。

 

しかも、大家さんは

わたしが一階に越したら、

真向かいに住むことになるんだけど、

騒音について怖くないのかね?!!😰

「僕はなんでも良いから、隣に越してきたら、

ピアノは、思う存分弾いて良いよ。」

って言うんだけどね。

この件も、これからどうなるか実は未知数です。。。。

 

このブログもしばらく引っ越しネタが続きそう。

しばらくお付き合い頂きますね。

まあ、このブログを見てくれてる方に、

どれぐらい役に立つかは、

ちょっと謎ですけども。

 

しかし、人生、ほんと

次の瞬間、何が起こるかわかりませんね〜。

わたしの友人みたいに、

いきなり後ろから車にがーんと

ぶつけられて、

跳ね飛ばされたりしても。

彼女は命があって、つくづく良かったと

思いますよ。

明日は、その友達の車椅子を引いて、

一緒に食事に行って来ます。👋🏻

 

あーとにかく、びっくりしたなあ!

ってお話しでした。