Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

キッチン一式をIkeaで購入して来た。(ドイツでお引越し その1)

あれからもう、1週間経ちましたね。

なんか、みんな感じてる事ではあるんでしょうけど、

毎年、この時期の時間の経ち方は

格別に早い気がします。

今、毎日、詰めて練習していて、

自由時間がほとんど無いこともあり、

時間が経つのがことさら早い気がするのね。

 

カーニバルは、とても天気が悪く、

この日を楽しみに、

仮装に力を入れて準備していた人達には、

かわいそうな結果になりました。

びゅうびゅう風は強く、雨も横殴りに降っていたので、

出かけるのを中止した人も多かったようです。

 

カーニバルの盛り上がる木曜日と月曜日は、

(Altweiberと、Rosenmontag)

混乱を避けるため

毎年、多くのお店が閉店状態になります。

そんな中、Ikeaは開いているので、

月曜日、レッスンもお休みだったので

先日お話ししたように、

突然、同じアパートの1階へ引っ越すことが

決まったため、

親切な知り合いが車を出してくれると言うので、

一緒に必要なものを買いに行って来ました。

 

デュッセルドルフには、Reisholzという地区に、

Ikeaがあるのですが、

今回はわたしにとって初めての

Kaarstというところ(やはり近場)にある

Ikeaに行って来ました。

なんとな〜くですが、KaarstのIkea のほうが

大きい気がしましたよ。

 

さてさて。(今日も長い記事です。)

知り合いが、

仕事が終わってから車を出してくれたため、

スタートの時間が17時と、

遅めになってしまいました。

これは致し方ありません。

車でスイスイと行くと、

本当にストレスフリーなので、

とてもとてもありがたかったです!!

 

閉店が20時と、かなり時間的にタイトだったため、

写真を撮っている余裕がなく、

写真はゼロです。😔

 

 

この日、絶対に買いたかったのが、キッチン一式。

今度越す部屋は、台所に大家さんの持ち物である

ガスコンロとガスオーブン以外、

何も入っていなくて、

まっさらな状態なので、

自分で揃えなくてはいけません。

ちなみに、ドイツではこれは割と普通の事です。

アパートに入居する時、

前の住人からキッチンを購入するか、

自分で買うかしないといけない事がほとんど。

予算は、1000€ぐらいなので、

あまり豪華なキッチンは望めません。

 

キッチンを購入するって、しかし、

思っているよりも大分、

時間がかかる作業ですよ!!

3時間で閉店ギリギリまで居座って、

ようやく完了しました。

他に、いくつも買い物リストがあったのですが、

この日だけでは残念ながら終わらず。。。

もう一度、3月中に詣でることに

なっちゃいました。

 

キッチンを購入する時、とても大事なことは、

キッチンを置くサイドの部屋の長さを

事前に測っておくことです。

キッチンのコーナーに行くと、

コンピュータが置いてある一角があり、

Ikeaのキッチン係員の人から渡された用紙に、

一つずつ、希望を記入していきます。

まず、キッチンフロントの色とデザインを選び、

Arbeitsplatte(キッチンの台)の色と材質を選びます。

冷蔵庫や洗濯機、コンロなど、

電化製品で何を購入したいかを記入します。

わたしの場合、冷蔵庫も洗濯機もすでに持っているので

(洗濯機はかなり、古い代物ですが、、、)

今回新しく購入したのは、

Spülmaschine(食洗機)のみでした。

なので、全体の予算を大してかからないんじゃないか?

と甘く見ていました。

ところがどっこい!!だったんですね。。。😅

食洗機、シングル用って逆に高くつくんですね!

知らなかった〜。。。

これ一つで500€弱もしました!!😱

(58000円ほど)

 

これは割とショックで、

食洗機だけ、電気量販店など、他所で買う可能性についても

検討したのですが、

これも、それほど安くなると言うわけでは

なさそうだったので断念。

キッチンのフロントは、ちなみに、

グレーにするかかなり迷ったのですが、

結局、部屋が明るくなりそうな白に

落ちつきました。

実は、シンクの色、黒も機能的でおしゃれで、

かなり迷ったのですが、

これも、結局スタンダードで、白に決めました。

シンクと、(ドイツ語ではSpülbecken。)

シンクの下の棚だけ、

大家さんが費用を出してくれるということで、

自分持ちのキッチンの最終額は

1200ユーロ強でした。

(14万円強)

(大家さんが後でお金をくれる分も

立て替えたので、送料など含め、

1800€強払いましたが。)

大家さんが出してくれると言うものは、ほかに、

バスルームの照明、鏡台(Spiegelschrank)

下の戸棚です。

 

これでキッチンの

取り付けの値段は入ってないですからね〜。

大家さんの知り合いが、

Ikeaに頼むよりも安くやってくれると言うので、

これも大家さん持ちで、

お願いすることになっています。

 

なんで、大家さんがこんなに色々払ってくれるのか、

それは、わたしが大家さんの都合で

引っ越さなければならないからです。😭

(元凶はうちの下に住む隣人ですが。)

平和に楽しく暮らしていたのにね。

今まで住んだ中で1番

好きなアパートだったのにね。。。😭😭😭

 

大家さんは引っ越し費用も

出してくれるんだそうです。

これは相当助かります。

引っ越し費用って、たとえ同じ建物の中でも、

業者に頼むと結構、馬鹿にならないはず。

今回は、友人に勧められた、

Sägewerk という業者に問い合わせてみました。

www.saegewerk-transporte.de

 

この1ページ目にあるUmzugsgutlisteという

フォームに必要事項を記載して、送信。

数日後、引っ越し会社から電話が来て、

事前の確認の日にちが決まりました。

直接、うちに来て、

引越しの期日前に色々と確認するそうです。

この会社の良いところは、この会社から支給された

引越し用のダンボールを使って、

引越し後、返すと何某かのお金が戻ってくる、

と言う事です。

ピアノは普通、

ピアノ専用の運送業者に頼むものですが、

ピアノがある話をしたら、

「うちで問題なく出来ますよ。」

というので、もう一緒にお願いすることにしました。

うちはちなみに電子ピアノと、アップライトピアノの

2台があります。

 

そうそう。

先週、お話しした話の続きで。

友人のアドバイスで、引っ越しが本格化する前に

大家さんになんとしても尋ねた方が良いだろう、

ということを真剣に考えて聞いてみました。

 

今住んでいるアパートは、2年おきに家賃が上がる

縛りがあるのですが、

これを解除してもらえないか?

ということを尋ねました。

寝室へ行くのに、

アパートの共同階段を

使わなくてはいけないなど、

住み心地が悪くなることは、

引っ越す前から予想できますので、

(うちの前は大変交通量の多い通りなので、

5階から1階に越したら、

騒音も多分、ひどくなる。

ちなみに今は、窓を閉めていたら

基本、全く気にならないレベル。)

友人からのお勧めでは、家賃を大幅に

下げる交渉をしたら?!!という事だったのですが、

大家さんにしてみたら、

全部合わせると

すでに、少し大きくなるところを

(何平米か、大きくなるという事。

見た目、ほとんど気がつかないレベルですが。。)

同じ家賃にしても良いよ、という事だったので、

安くしろ、とは言えなかったのですね。。。

しかし、家賃上昇の解除は、

無事承諾してもらえましたよ!!良かった〜。🥳

 

そして、もう一つ大切な事が。

住んでみて、やっぱりここには長く住めない!

と思ったり、

将来的にやはり引っ越そうとなった時、

下の階だけ練習室として続けて使えたら、

理想的かもしれない!とふと、思い至りました。

私たち、音楽家の宿命で、引っ越す先々で

まず、職業を名乗った時、

そして、家で一日中音を出しているということを

告げた時、

全く問題無いという風に迎えてくれる

大家さんというのは、

なかなか出会えません。

そういうわけで、うちの大家さんはかなーり、

レアなお方です。

この先、もっと理想の住居を求めたとしても、

賃貸アパートに住む限り、

練習室を別に持っていないと、

かなり部屋探し等苦労するかも。

そう思ったので、大家さんに

下の部屋と上の寝室、

この契約(Mietvertrag)を

別々にしてもらえないかどうか、

打診してみました。

大家さん、快諾してくれました!!(👏ぱちぱちぱちぱち)

 

さてさて。

今回、わたしの場合は、大家さんが基本、

わたしに気持ちの上で

寄り添ってくれているという事が、

分かっていたので、

あえて一切歯向かわず、大家さんの言う通り、

大人しく一階へ移ることを決めましたが、

何事もケースバイケース。

 

ドイツにおいて、

大家さんに何か無理なことを頼まれたり、

突然、アパートを解約されたりという憂き目に

あった場合

必ずしも大家の言う通りに

しなくても良いという事例は世の中に

たくさんあるのです。

www.mieterverein-duesseldorf.de

 

そんな時、便利なのがこのMietervereinです。

(Mieterというのは、借り手の事。

Vereinは協会。

アパートを借りている人のための協会。

社団法人です。)

年間、60€で、いざという時、

大家さんとの間に何か、不都合があった時、

弁護士さんが助けてくれます!

これは、ドイツでは入っている人、

かなり多いです。

ほぼ常識。

それだけ、大家さんと問題が起こるケースが

たくさんあるという事なんですね〜。

わたしもちなみに入っていますし、

今のアパートに越してきてからは

大家さんがとても紳士的なので、

利用したことはないですが、

過去に何度も利用しています。

ドイツに賃貸で住んでいる方には、

かなりかなりお勧めです。

 

ということで、長くなりましたが

引越しの顛末期の続きでございました。

まだまだこのネタでしばらくいきますよ〜。👋🏻👋🏻👋🏻