Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

このブログと管理人シマ吉について。

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(オランダのフェンローへ、デュッセルドルフから自転車で走った時の写真です。これは、フェンローの手前にあった湖)

今年に入ってから、ブログをふと始めてみようと思い立ち、
早くも3ヶ月が経ちました。

遅まきながら、自己紹介というか、プロフィール的な
記事を書いてみようと、ここに至る。( ^ω^ )
長いです。


※まずは、このブログのこととか

基本的に日記の延長です。
ドイツのデュッセルドルフに住んでいるので、
その生活の記録が話の大部分。
管理人は、クラシックのピアノ弾きで、
ピアノ教室経営者です。
なので、音楽の話とかもたまにしたいと思ってます。
他に、旅の記録なんかも残していきたいです。
できたら、自分なりの体験としての、
スピリチュアルな話にも触れられるようになりたいです。

ブログはまるっきり初めてかというと、
実はそうではない。
けっこう、何回かブログやウェブ日記を書いてたこと、
あるのです。
でも、
以前のブログや、ウェブ日記では、
自分の友人知人のみが見ていた感じで、
個人的なサークル内で利用していたので、
今と違うかも。
まだ、このブログについては、あまり友人知人には
知らせてないので。

文章を書くのは昔から好きでした。
ばりばりのブロガーになって、稼ぐとかも
憧れるけど、今のところは趣味の範疇で、
楽しみとして続けていければ良いかなと思っています。

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(定期的に日曜の礼拝でピアニストとして、演奏しています。オルガニストの代用で、こっちではよくある仕事です。上はそのよく出入りする教会。)

※ピアノ弾きとしての歩み
(ドイツに来てからの話をします。
それまでの話をくっつけると、壮大になりすぎるので。(^^;)
ドイツにやって来たのは1995年の春。
1月に阪神淡路大震災があり、
3月にサリン事件が起こった、インパクトのある年。
サリン事件が起こった日、
ちょうど地下鉄に乗っていて、
青山にあるドイツ大使館へ向かっていました。
サリン事件はニアミス。
行きはふつうに行けたけど、帰り、
地下鉄の入り口が封鎖されており、
もう地下鉄で池袋まで戻ることができなくなってた。
インターネットも携帯もない時代。
池袋駅までなんとか戻ると、
あちこちで号外が配られてて、
サリン事件のことを知ったのでした。

ドイツにはその当時、このドイツでは唯一の知り合いが住んでた、
カールスルーエに上陸。
最初の年はそこに住みながら、ひたすら先生を探し、
大学入学の可能性を探ってました。
というのも、
日本での大学の教授が卒業前に50の若さで、
癌で突然亡くなり、
今、考えると当時にしては無謀だけど、とにかく
留学したいという気持ちのみで、全くのツテがない状態で
ほぼ、身一つでやって来たのでした。

そうこうしているうちに、全くの偶然から、デュッセルドルフの
ロベルト・シューマン音大の教授に知り合うことが出来て、
受験をするきっかけを得て、なんとか入学することができた。
デュッセルドルフは、カールスルーエからやって来てみると、
お洒落だし、都会だし、ライン河もあり、すっかり気に入り、
当時は本当に嬉しかった。
音大では歌曲伴奏を専攻して、
ドイツリート、室内楽を主に学びました。

デュッセルドルフは、日本企業が沢山駐在している事でも
有名な街で、そのことは、ここへ越して来て初めて知りました。
事前に知っていたら、あるいは避けたかも。
でも、今となってみては、長く住むには結局良かったかなと
思っています。
学生時代は、学校で忙しくあまり外界と関わりあう暇もなく、
卒業後、バイトをするのに、最初はしばらく
日本人の生徒さんを集めてお家を回っていましたから。
やはり、音大卒だと語学力もそこそこで、
中途半端な語学力で働けるところがそうそうあるはずもなく。

それでも、卒業後しばらくして、
けっこういろんなバイトも経験しました。
日本とは関係のない
現地のホテルや、レストランなどでバイトもしました。

その後、
デュッセルドルフの州立ラインオペラ、というオペラハウスで、
10年間、字幕のインスペクターとして主に働いていました。
オーケストラで鍵盤楽器を何回か弾いたこともあります。

字幕のインスペクターという仕事は、
超インサイダーな感じのお仕事で、
オペラハウスのファンとしては、本当に楽しい仕事でした。
具体的に言うと、
公演の時、楽譜を見ながら
歌手が歌うタイミングで、字幕出しをして行くという内容です。
これで、オペラハウスで演奏されている
一通りのレパートリーについて、
本当に詳しくなったしすごく勉強になった。
でも、いかんせん、お給料はスズメの涙で、
食べて行く足しには全然ならない。

その間、オペラハウスのオーディションをいくつか受けて、
専属のピアニスト、コレペティを目指していた時期もありました。
実際に、いくつかの公的なオペラプロジェクトや、
デトモルトの州立オペラハウスで短期間、コレペティとして、
働いた経験もあります。

そうこうしてるうちに、経験を積みながらも、
なんか違うな、という気がしてきました。
神経が細く、常に大勢の人の中で働くのが、
とてもきつくて。(これは後の話につながります)

コレペティとして、オペラハウスで専属になるのは、
それでなくても、大変難しいですが、
自分には向いてないかも、という気がして、
ある時、完全にフリーでやって行くという方向へ、
転換することに。

で、帰国する選択もあったと思うけど、
この街に残ることを決めました。

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(昨年の夏、オランダの海辺、ベルゲンへ行った時の写真です。)


※局所性ジストニアのこと

ある時から、首の左側に震えが起こるように。
自分ではコントロールが効かない感じで、
リラックスしていても普通に起きます。
ひどい時は、手にも震えが出ます。
震えは、どれぐらいかというと、
オーケストラに座っていて、指揮者の顔を
きちんと見れないぐらい。
(見ようとすると震えが酷くなるので)
生活に支障は直接はないんだけど、
緊張する場面になると、いつも震えが酷くなるので
けっこう厄介で。
ずーっと、なんだろうなと思っていました。

それで、何年かおきに、ふと思い立って、
レントゲンを撮ってみたり、ロルフィングを試してみたり。
けっこういろんなことをして見たけど治らず、
ある時、もしかして神経?!と思い立ち、
神経科に行って見たら、なんと「ジストニア」という、
立派な(?)病気であることが判明。

実はこれ、音楽家にしょっちゅうではないけど、
起こる病らしく、
ピアニストで、筋肉が硬直して弾けなくなったり、
歌手で、声が出なくなったりという例があるそうです。

局所性ジストニア - Wikipedia

最近では、コブクロの小さいほうの人も、ジストニアで一旦、
活動を休止してましたよね。
私の場合、手が硬直するというパターンではなくて、
まだ、ピアニストとしては、良かった方かもしれません。
震えがあるのも、けっこうやですが。

震えが先か、ナーバスが先か、
わからないけど、
これで、緊張しいがさらに、加速してるんだなということもわかり。
それで大勢の中で仕事するのは、ことさら、難しかったんだと思う。
今は薬で抑えているので、震えも以前ほどではなくなったけど。

そんなこんなで、今はフリーベースで、無理のないスケジュールの中、
自分でピアノ教室を開き、現地の生徒さんたちを教えながら、
細々と活動している状況です。

起業とかいう大それた感じじゃないけど、
自分にとって1番心地よいスタイルを選んだら、
今の働き方に行き着いた感じ。
派手ではないけれど、
ピアニストとしても、ぼちぼち並行してお仕事をしながら、
デュッセルドルフの普通の暮らしを普通に楽しんでます。

*デュッセル愛

デュッセルドルフ、っていうと、
日本人が多い街!って変な拒否反応示す人が割といて、
残念に思ってます。(良く知らないのにね!)
緩やかに自分らしく暮らすには、
本当に素敵な街なんだけどな!
だからか、
このブログでは、自分の暮らしについて、
なんでもないことの日記を中心にしながら
音楽の話なんかも時にしながら、
それ以外に1番伝えたいことの中に、
デュッセルドルフって、ほんと良いところ!って言うメッセージを
込めています。
他の記事については模索中だけど、
これは一番自分にとって書きやすいテーマかも。
デュッセル愛!!笑

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※自分のこと、あとすこし。

結婚してないから、子供もいない。

日本人の年下の彼氏がいて、それなりに仲良くやっています。

(2018年、11月以来、残念なことにお別れしました。)
カナリア二羽飼ってます。(ポッキーとピーチ)
あ、それと、どうでもいいことだけど、
しま吉のしまは、北海道地域に生息する小鳥さんの、
シマエナガのシマ。
人生の途上で、色々悩んだり、壁にぶち当たったり、
生きにくいと感じた時期があり、
そんな時から、精神世界の探求、
自分を癒すためのツールを求めて、
スピリチュアルな世界にはまりました。
今でも、スピ本を読むのは大好きなひと時で、
特に、大好きなサネヤ・ロウマンの本は、
私にとって、何度も何度も読み返す、
クリスチャンにとっての聖書のようなものです。

ブログを続けるにあたって、まだまだ発展途上ながら、
やはり、僅かでもブログのPV数や、みなさんがつけてくださる星、
読者登録が、すごーく励みになります。
そして、皆様にとって面白い記事を書けるとは
限らないけど
自分自身が楽しみながら、日々感じていること、
読んでもらいたいことを、出来るだけ魅力的に伝えていけたらなあと
思ってます。
みなさんの更新するブログも、いつもとても楽しみです。
ブログを始めて、いろんな世界を覗き見て
内側の世界が本当に広がったように感じてます。

初めての方も、そうでない方も、
これからもどうぞ、よろしくお願いします。