Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

ボーデン湖の旅 まとめ その1

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(マイナウ島からの眺め)

Boden湖の旅行記としてもしかして、いつかその辺りを
旅する人が参考にできると良いな、という感じで、軽くまとめてみました。
軽いまとめと言っても、一週間分なので、けっこう長くなったので、
二回に分けてお届けします。

一日目、
デュッセルドルフを7時出発。
車の故障問題は解決せず出発したものの、ひとまず何も起こらずに、
スムーズにBoden湖沿いの街、Meersburgへ13時到着。
宿へはすぐに入ることができました。
チェックインは15時以降という所も多い中、これは親切でした!
早速、支払いを済ませて、一旦、休息。
17時ぐらいに宿を出てMeersburgの街を散策しました。

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かわいい、こじんまりとした街なので、すぐにぐるっと回ることが
できます。
湖畔でぽやーんとしばし物思いにふけった後、
夕食を頂く事に。
着いたばかりなので、できれば湖畔で食べたいね、と言いながら
レストランを探しました。
そこで見つけたのがこちら。

www.tripadvisor.de

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かなり混んでいたので、近い場所からじいっと見て、
空いたのを見計らってささっと座り、食事しました。(^^;
味の方は普通です。まずくもなく、特別に美味しいわけでもなく。
わたしは、Felchenという魚のフィレのソテーを、(18ユーロほど)
相棒は、鱒の姿焼きを、(17ユーロほど)と、それぞれビールを頼みました。
Felchenは辞書で調べると、ホワイトフィッシュ、コクチマス、と書いてありました。私たちが住んでいる地域では、見かけたことのない種類の魚でした。
(レストランでも、スーパーでも)
夕暮れのBoden湖は美しかったです。

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食事はさほどでもなかったですが、
このレストランのテラスは、メアスブルクの湖畔の中で、湖畔に最も近くて
一等地でした。

二日目、
朝10時にアパートホテルを出て、自転車で同じボーデン湖沿いの街、
Friedrichshafenへ向かいました。
Friedrichshafenへの道は、最初、湖畔沿いで美しかったのですが、
途中で車通りと並行して走る感じで、ベストではなかった気がします。
アップダウンも結構あり、往復で38キロの道のりでしたが、
割とくたびれました。(^^;
後で気がついたのですが、ギアを低めにして走っていたので、
あまりスピードが出なくて、そのせいもあったかも。
とにかく自転車で走りたい一心で、マウンテンバイクを車に積んでやって来たので、
すでに2日目にして、なんとなく、成し遂げたような気分になっちゃいました。
相棒は100キロ以上、軽々と走る自転車マニアですが、(彼は自転車を
3台所有しています。)わたしは、初心者なので、
まだあまり、長い距離の走行には慣れていません。
今まで走った最長距離が80キロです。
この、80キロ走った時は、お尻が痛くて最後、全く足が動かなくなりました。
Friedrichshafenの湖畔で軽く食事したしたんだけど、
お店の名前をチェックしてないのと、食事の内容もサラダ等で軽かったので、
レポなし。
街はなんとも変哲のない、写真にも撮る感じじゃない街でした。
湖畔はお洒落だったけどね。

三日目、
朝10時半ごろ出て、Meersburgからフェリーで
Konstanzというところまで向かいました。
Konstanzまでは、ガイドブックによるとフェリーで15分ぐらい
ということでしたが、なぜか、私たちが使ったBSBという会社のフェリーは、
ほぼ一時間Konstanzまでかかりました。別に急いでいたわけではなく、
ゆっくり旅気分で、それもなかなか悪くなかったけど、
ん?ってことは別にもフェリー会社があったってこと?とかなりの疑問でした。
ちゃんと調べてれば、時短できたかも。
Konstanzからの往復にして、バスでInsel Mainau(マイナウ島)へ行くつもり
でしたが、終フェリーの時間が割と早く、そうするとゆったりもしてられない
だろうということで、Konstanz へ着いてから、フェリーのチケットを、
マイナウ島からKonstanz へ変えてもらいました。
これは2ユーロでできました。(元のチケットは2人で14ユーロ)

Konstanzは大学もあり、Boden湖の中では一番古く、
そして最も大きな街です。
ローマ時代から存在し、中世には取引の中心地として栄えた場所だそうです。
船着場には、色っぽい腰つきのインペリアが出迎えてくれます。

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右手には、王冠を携えたちっちゃな皇帝を、左手には教皇をのせている
そうです。当時、影の権力を誇っていた、実在の高級娼婦(Kurtisane)
がモデルで、Peter Lenkという彫刻家により、1993年に作られたもの。
何か、腰のひねりがアジアっぽい、
どこか仏像のような??と言っていたら、ガイドブックに、
娼婦とあって、びっくりしました。(^^;
彼女、立ってるだけじゃなく、なんとくるくると旋回しています。

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(近影、、、でかっ!)

 

Konstanzは第二次世界大戦で、爆撃を免れたということで、古い建物が
結構残っていて町並みはなかなかに趣がありました。

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Konstanzの大聖堂を見学しました。↓ (上の写真は町並みなので違います)
南西ドイツの中で最も大きなロマネスク教会のひとつ。

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上部は後で付け足されたので、バロック様式。
タワーの最も上の部分は、19世紀に付け足され、ネオゴシック様式
ということで、パッチワークのような建物です。
とても美しく見応えがありました。

この後、ほどなくKonstanzを後にして、マイナウ島へ向かいました。
コンスタンツからマイナウ島へのアクセスは、フェリー、もしくは、バスで
可能なようです。私たちは、バスを利用しました。
Konstanzの駅の目の前にバス停がありLinie4で、
マイナウ島へ行くことができます。
4番に乗って、わりとすぐ、15分ほどでした。

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マイナウ島、なんとなんと、これは行ってみてびっくりしたのですが、
入場料がいります。大人1人、21ユーロもかかりました!
そ、そんなに?!!( ゚д゚)と正直少しがっかりしましたが、
ここまできてやめる人もいないでしょう、、と言うわけで
きちんと払って入りました。

某所で見た説明によると、
「大公フリードリッヒ一世のひ孫で島の主であるレンナルト・ベルナドッテ伯爵(2004年没)は、荒れ果てた地を花と樹木のパラダイスに造り変え、一般に公開しました。ベルナドッテ伯爵家はその遺志を継承し、世界中からの旅行者が自然の美と調和と休養を得られるように島を維持しています。」

と言うことだったので、
維持にかかる費用がいるということなのでしょう。
マイナウ島は、ボーデン湖に行くと言う話をした時、
ほぼ全てのドイツ人の知り合いに勧められました。(^^;
たしかに楽園のような美しい島ではありました。
でも、散策して回るのには、半日で充分と太鼓判を押しておきます!

蝶々ハウスを見学。

トロピカルな室温で、美しい蝶たちがたっくさんいました!!

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サナギたちがぶら下がっており、今まさに出てきた蝶たちが見れて面白かったです。

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そして、1732年に建てられたという、
バロック様式のお城と教会も。

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BSBという会社のフェリーの、メアスブルク行きの最終が、
17時半だったので、最終からもう一つ早い、16時半のフェリーに乗り、
帰りました。

さて、観光なのにメシの話が全く出てきませんでしたな。。。
そう、なんとけちけち大作戦により、
この日の私たちは、朝ごはんをこれでもか!とたらふく食べて、
お昼ご飯をケチりました!(^^;
早めにうちに戻り、スーパーでささっと買い物して、
庭でバーベキュー。ふぇっふぇっふぇっ。。
それまでにお腹が空いてたので、
ちょっと食べ過ぎてしまいました。苦しかった〜。