Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

ボーデン湖の旅 まとめ その3

前回のブログでは、一週間が経過、
さらに旅から戻って、
そろそろ二週間が経過しようとしてるんですな。
ふう。
記憶が過去になりすぎないうちに、まとめの仕上げをしませう。

f:id:pockiepeach:20180526063138j:plain

(写真はメアスブルグの路地です。)

余談ですが、今年は夏が早くやって来ています。
ボーデン湖に行った時、すでに毎日、22〜25度のとても
過ごしやすい気候でした。
こちらへ戻って、数日は、17〜19度ぐらいの日々もありつつ、
基本、夏のような気持ち良い(しかも真夏ほどは暑くなく、丁度いい)
毎日が続いていました。
しかし、今週末から来週の頭にかけては、
予報によると、かなり暑くなりそうです。
なんせ、32度まで行くっていうのですから。
えーまじですか?!zΣ( ̄。 ̄ノ)ノまだぎりぎり5月なのに。。
夏を急いでるような今年のドイツのお天気の神さまです。

そして、旅の最終日のお話。

前回のブログでお話しした、
温泉場からの帰り、(木曜日)
車がやっぱり、やってくれちゃったんです。

走っている途中に、きゅるきゅるきゅるとギアが下がり、
おそーくなりました。
相棒が言ってたのはこの現象のことだったんですね。
(出かける前にトラブルがありました。↓この記事に書いています)

yuruyuruduessel.hatenablog.com

 

一旦、車を端に寄せて、リスタートすると、
また普通に走ってくれるのですが、
この日は、アパートホテルへ戻るまでの間、
なんと3回もこれが起こりました。

そして、デュッセルを出かける前にはなかった、「エンジンがやばいぞランプ」
が点滅してしまった!!!!
ちなみにこのランプ、
ドイツ語で「Motor Warnlampe」と言います。
このランプがもし、最初から付いてたら、
多分、この車では来なかったろう、それぐらいやばいランプです。Σ(゚д゚lll)

相棒も流石に真っ青になり、
「げ、土曜日にこれで帰んなきゃいけないのに、どないしよ〜」
と焦りだしました。

で、相棒が乗ってる車のメーカーのディーラーを探してみると、
ありました。ボーデン湖沿いのÜberlingenという街に!

電話してみたら、デュッセルドルフでもおなじみだったセリフ、
「予約でいっぱいだから、すぐ見れるかは分からんけど、
合間にチェックはしてあげられるかも。まずは持ってきてみて」
と言われました。

ということで、最終日の金曜日は、
本当は、Überlingenまで自転車で走り、間にある見所を
行きと帰りで見て回る予定だったのですが、
たまたま、同じÜberlingenへ行く予定にしていたこともあり、
自転車を車に積んでÜberlingenまで行き、
そこから自転車で周りを少しうろつくというコースに変更しました。

このÜberlingenからのボーデン湖沿いのコースが美しかった!
行き帰り乗ることができず、(車を持って帰らないといけなかったので)
とても残念でした。
Überlingen の街もなかなか、趣きがあり、かわいらしい街でした。

f:id:pockiepeach:20180526063325j:plain

(町並みを軽くお散歩)

f:id:pockiepeach:20180526065640j:plain

f:id:pockiepeach:20180526065712j:plain

 

ドイツの田舎町へ行くと、こんな可愛らしい看板(?)をよく見かけます。
靴屋さんだったり、ワイン屋さんだったり、薬局だったり。
オリジナルの可愛い看板、ドイツならではじゃないかな〜。

f:id:pockiepeach:20180526063449j:plain

そして、この後、ビルナウ というところにある、
美しい教会を見に行きました。

f:id:pockiepeach:20180526063544j:plain

ワイン畑のど真ん中につくねんと立っている、かわいい教会です。

f:id:pockiepeach:20180526063618j:plain

この教会は外から見たのじゃ分からないぐらい、
中が超豪勢にできています。
絢爛豪華の美しさ。
内部は、撮影禁止だったので自分のカメラでは写真が撮れませんでした。
バロック様式の建築の、バジリカ式教会です。

f:id:pockiepeach:20180526063653j:plain

(すごいでしょ〜!)

この教会までの坂が大変!心臓破りでした。
あんまり急なので、半分以上自転車を押して歩きました。

この後、Unteruhldingenという所にある、
石器時代や聖堂時代の建物を再現した「Pfahlbaumuseum」
(杭上家屋の屋外ミュージアム)を見に行きました。

f:id:pockiepeach:20180526063751j:plain

ここはなんと、世界遺産でした。
紀元前5000年前から、紀元前500年前にあった杭上家屋を
再現しているということ。
石器時代、青銅時代の建物ですね。

釘なども一切使わず、
ちゃんと木の杭で止めてありましたよ。

f:id:pockiepeach:20180526063853j:plain

このUnteruhldingen の公園で、寝そべって少し休憩。
車を預けてから6時間ほど。
で、電話して確認してみようということになりました。
すると、問題はセンサーが壊れてるということで、
でも、替えることはできなかったので、根本的な問題は
解決してないよ〜、、、とのこと。
土曜日に帰るんじゃ、どうしようもないね、
と言われてしまいました。(^^;

とりあえず、でも、一旦エンジンランプは消えてるよ、
とのことだったので、
取りに行くことに。
自転車でまた、Überlingen へ引き返しました。
この行程で全部で、18キロぐらい走った感じ。

げんなりしちゃうことに、ここからアパートホテルへ戻るまで、
またまた、エンジンがやばいですぜランプが点滅しちゃったんですよ。
Σ(-᷅_-᷄๑)
相棒が、路肩に車を止めて、じいっと考える。
そして、言いました。
「多分だけど、電気系統の作動をすると、
車が反応する気がすんのよね。」
ふむふむ。
だから、彼の考えでは車が走り出したら、
クーラーをつけたり、窓の開け閉めを一切しなければ、
大丈夫じゃなかろうか、と。

この状態でアパートホテルまで行ってみると、
大丈夫だった!
で、仮説では、多分電気系統をいじらなければ、
家まで無事に帰れるんじゃないか、
っつーことになったわけです。
この車で帰るしかしょうがないので、
なんとか、仮説を信じるしかありません。

で、ともかく、
この日の夕方は、一旦車のことは忘れ、
メアスブルクのレストランで晩餐でした。

この日入ったレストランが、大当たり!
美味しかったのです。
私も相棒も、同じものを頼みました。
牛肉のランプステーキ白アスパラガス添え、ジャガイモのグラタン

f:id:pockiepeach:20180526064015j:plain

26ユーロだったかな。
ソースが最高に美味しく、肉の焼き加減も上々。
ジャガイモのグラタンは、ドイツ料理の定番ですが、
これがまたほっぺたが落ちそうに美味しかった。

お店の人が、なかなか気がついてくれないのには
閉口でしたけどね。
これって私たちだけ?ってちょっと思ったので、
レストランのレビューをみたら、
何人もの人が同じ事書いてたのには受けた。

www.tripadvisor.de

旅先で美味しいものにありつくって、
意外と難しいものですよね。
地元では評判のいい店へ行ったり、
今度ここへ行こうと、レビューなどを見て、わざわざ
行くことがほとんどだけど、
旅先で入る店は大概、行き当たりばったりだものね。
なので、この日の料理にはほんと、二人とも心から喜びました。

f:id:pockiepeach:20180526064508j:plain

(メアスブルグの門からすぐのレストランでした)

で、日曜日。
いよいよ、行きはよいよい帰りは怖い
のコースが待っていました。

昨日、電気系統の仮説にすっかり満足した相棒は、
上機嫌で車を動かしていました。
すると高速(アウトバーン)に入るまだ、前の段階で、
またもや、車ちゃんがきゅるうううう、、、と減速、
ギアが下がっちゃったんですよ。。
え!まじ!!!!!?
((((;゚Д゚)))))))
この時のやるせなさと来たら、、、、、。

ここでまたがくーーーーっとうなだれて考える相棒。(´ω`)

そこで生まれた新たなる仮説。
「ギアをSではなくて、Cに入れておいて、電気系統を一切いじらない」
この条件を全て満たせばなんとかなるはず!よし!
とむくっと起き上がった彼が、運転開始。o(`ω´ )o

この日は、残念なことにとても夏らしい日で、
燦々とお日様が照りまくっていました。
暑いのなんのってね。
サウナ状態でカンカンに温まりながら、
汗だくになりながら帰りました。

私は横に乗ってるだけなので、大したことなかったけど、
(そもそも免許持ってないぐらい分かってないのが、
かえって良かったかも。)
運転してる本人は相当、恐ろしかったと思います。

基本、車にあまり刺激を与えないように、のろのろとスピードを
出し過ぎないようにして走ったのですが、
止むを得ず何度か、追い越しをかけた時は、
さすがののんびり屋の相棒も、
じわーっと手に脂汗をかいたらしかった。

だって、追い越しかけてる時に、
もし車さんがまたギブアップしたら?!
大惨事も十分ありえた事でしょう。

しかし、
相棒にしてみると、普通道できゅるるるると減速される方が、
Autobahn(高速)でやられるより怖かったとのことでした。
というのは、Autobahnには、エスケープゾーンが必ずあるので。
と言っても、追い越しかけてる時に、減速してしまって、
すぐ後ろに車がいたら、追突されちゃうからね。
かなりの賭けでしたよ。
本当に、何事もなく帰って来れてホッとしました。
ラッキーでした。
車も、最後の日は、エンジンやばいぞランプがつく事もなく、
なんとか持ちこたえてくれて、
仮説もたまたま当たっていたので、
なんとかなったみたい。
全く最後の最後へ来て、
すごい冒険コースになってしまったこの旅でした。

旅は楽しいけれど、帰ってくるとほ〜〜〜っとしますね。
この、家っていいなあ〜
っていう気持ちを味わうために、わざわざ遠くまで行って
帰ってるの?!って気がしてくるぐらいです。

長かった。今日の記事は特に!!ぜーはー。。。
最後までおつきあいくださり、ありがとうごぜーました。
なーむー。