Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

旅直前のトラブル/ボーデン湖の美しき街、メーアスブルク

f:id:pockiepeach:20180511063948j:plain

日曜日の朝6時にデュッセルドルフを出発して、
その日の13時ぐらいに南ドイツのボーデン湖の
Meersburgという街までやって来ました。

三国(オーストリア、スイス、ドイツ)の国境に接するとても大きな湖です。

出かける数日前に色々とありました。
というのは、相棒の車のギアが急に上がらなくなる
小事件が発生して、(小、じゃないっか。。。(^^;)

いつも何かあるたび、
車を預けているディーラーに連絡してみたら、
予定がいっぱいすぎて、ケアできない、この日なら空いている
と言われたのは、5月も半ば、すなわち旅から戻ったぐらいのタイミング。
慎重な相棒が、旅行をキャンセルするか、それともレンタカーを
借りてでも行くかと相談して来ました。

小さくても良いから、町の車の修理工に
まずは見てもらったら?
全てはそれから考えればいいんじゃない?と提案してみると、
町の修理工に頼んでも
今までに根本的な解決に繋がらないことが何度かあったようで、
渋々でしたが、他に選択肢もなかったこともあり、
(期日もギリギリだし)
何にしても一度預けてみてもらおうということになりました。
調べてもらった結果は、なんと、「何も問題なし」。
一旦は問題解決の気持ちになったものの、
その何時間後か、相棒がその車を運転して帰ったら、
またしてもギアが上がらないということがあり、話はスタートに逆戻り。あらあら。

レンタカーを借りるには、400ユーロほど余計にかかるので、
頭を悩ませた結果、不安はあるものの、相棒の車で行こう!と
いうことに決まりました。(文字通りの見切り発車、、、)
正直レンタカーを借りる方が、不安は少ないと思いましたが、
出費が増えるのも痛いし。
もし、相棒がその出費を持ってくれるとしても、
なにかと気分的に落ち着かないし。

こんな経緯があったので、旅の出発前はただでさえ慌ただしいのに、
さらにせわしないことに。
いろんなトラブルのパターンを想定しながら
不安な気持ちでスタートして
いざ走ってみたら何事もなく来れたので、
本当にホッとしました。(^^;

f:id:pockiepeach:20180511065434j:plain

(メーアスブルクの路地裏)

ボーデン湖に来るにあたり、どこに宿を取るか
けっこう考えました。
Ferienwohnungを(アパートホテル)を
借りて住むということは決めていたので
あと外せない条件として、バスタブがあること、(相棒の希望)
徒歩圏内にレストランがあるところ、駐車場がついてること、
バルコニー、又はテラスがある、キッチンに食洗機がついている
ということを基準に探しました。
メーアスブルクは、ドイツ人の知り合いがとても美しい街だと
言っていたのと、ネットで調べた情報だと、大きすぎず、かと言って、
田舎すぎない、観光地らしい場所だということで、決めました。
お城が二つあり、かわいらしく、ドイツらしい、
メルヘンチックかつ、ロマンティックなこじんまりとした素敵な街です。
こじんまりとはしていますが、観光地らしく、
ささやかな華やかさは漂っています。

f:id:pockiepeach:20180511065718j:plain

(夕暮れ時の湖畔)

私たちが泊っているアパートホテルは、
中心街から徒歩で10分ぐらいの町外れにあります。
庭にテラスがあり、バーベキューもできるようになってます。

f:id:pockiepeach:20180511070954j:plain


ここへ着いてから二回バーベキューしました。

(ドイツ語でバーベキューはちなみにgrillen)
キッチンも完備しているので、基本自炊にして、
キッチンでは、パスタや、カレーなど作って食べています。

管理会社の人が対応してくれましたが、
このアパートの大家さんが、二つ上の階に住んでいて、
何かあった時は、大家さんにも尋ねても良いということでした。

この大家さんが、夕方になると下に降りて来て、
庭に水を撒いたりして、うちのテラス付近をうろうろします。
愛想よく挨拶して来たり、
スモールトークもあったりなかったり。
とはいえ、
基本的にノータッチな感じなので、気楽に過ごせます。


こういうのが、ホテルに泊まるのと大きな違いかも。
その土地に住んでるかのように旅ができます。(^.^)
この快適さを知ってからは、旅はほとんどこのスタイルです。
日本でも最近、air bnb がインターネットを通して浸透し、
民泊というのも旅の選択肢に加わったことと思います。

www.airbnb.jp


わたしはリラックスできるので、これが一番好きです。
お値段も大体において、リーズナブルです。
今回のこのアパートも全てこみで1日あたり、1人40ユーロほど。
スペースも70平米ほどあり、ゆったりしています。
2人にはもったいないぐらい。
興味のある方は、こちらのリンクへどうぞ。

www.grosse-ferienwohnung-meersburg.de

この旅も、もう明後日で終わりです。
この宿は午前10時までに出ないといけないので、
実質もう一日のみ。
休みになった途端、時間の流れが変わり、
一週間があっという間でした。
どんなところへ行って、何をしたのか、後日また改めて
書きたいと思います。

カナリア達のお留守番

日本はゴールデンウィークだったみたいですね。

ドイツも、5月は祭日がたくさんあります。
でも、日本みたいに一気にかたまってない。

今月は1、10、21、31日がお休みの模様。
というわけで、思い切って休暇を取り、
明日から、一週間旅行することになりました。

昨日はそんなで朝からてんやわんや。
出かける直前って、なぜ、やることが集中するんですかね〜。
午前中は調律師さんが来て、
久々に我が家のピアノを調律してもらいました。
日本人の調律師さんのSさんは、優秀なKlavierbauer

(ピアノを一から組み立てて、作る職人さん)
もともと、ここら辺に住まわれて、お仕事をされてたのですが、
10年ぐらいほど前から、旦那さんのお仕事の関係で、
南ドイツに移り住まわれ、それでも、ここら辺に顧客が多いので、
NRW 州と定期的に往復しながら生活されてるようです。
Sさんは、なかなか男前(女性ですけどね)な方で、
一本筋の通ったお仕事の仕方をされています。
そのかわりと言うのか、旦那さんはとても物腰が柔らかい、
優しい〜感じの方。
Sさんとは、会うといつも話が盛り上がります。
今回もすごく久々にお会いしたので、色々な話をしました。
Sさんも、ちょっとスピが入ってるのか、
死んでも魂は続いてく、というような話もちょこっと出ました。

f:id:pockiepeach:20180506050114j:plain

(写真はT家、大きな鳥かごに、沢山の植物たち!)

その後は、ちびちゃん達(ポッキーとピーチ)を預けに、
Tさん宅へ。Tさん家族は、うちのピアノ教室で唯一、日本系の生徒さん。
お母さんが日本人で、お父さんがドイツ人、かわいらしい娘さんが2人。
Tさんは、主婦ベースの暮らしですが、通訳のお仕事もされてる方です。
ポッキーはこのお宅に何度もお世話になってます。
Tさん宅は、ジャングル並みに(^^;観葉植物があって、
小鳥達にはパラダイスな環境。
ピーチの前には、プリンというメスの子がいたのですが、
ポッキーとプリンちゃんは、T家にお世話になり、
すっかりT家宅にある植物に慣れ親しんで、楽しそうでした。
我が家に戻って来てからは、T家からすると、
ぷっ、と笑ってしまいそうなちっさなベンジャミンの鉢植えが以来の
お気に入りで、ベンジャミンに挨拶に行くのが毎日の日課になってるぐらい。

(何ヶ月も経った今でも!)

f:id:pockiepeach:20180506050246j:plain

(うちのちっさなベンジャミンに集うこつぶさんたち)


T家に滞在している間、プリンは何と産卵と孵化も経験。
生まれた二羽のヒナちゃん達は、T家が引き取ってくれ、メロンとチョコと名付け、
大層、可愛がってくれてたのだけど、
ある時、うっかりしていて二羽とも飛んで行ってしまった。。。
その少し後、プリンも相次ぐ産卵が元だったか、命を落としました。

f:id:pockiepeach:20180506050335j:plain

(ありし日のプリン、チョコ、メロン。そっくりな三羽。。)

ポッキーをそのまま、一羽飼いすることも考えたけど、
アイロンに写ってる自分の姿にキスしてたり、
ぼんやりする時間が増えたり、明らかにしょんぼりしてるポッキーをそのまま
一羽にしておくのも、あんまりな気がするな〜と思ってた今年の初め、
ふっと入って見た近所のペットショップが、何と数日後に店じまいするというので、
最後のチャンスと、拍車がかかり。
すっかり整理整頓が終わった店内はがらんと寂しい佇まいで、
店の親父さんもなんとなく元気がなく、物哀しさがありましたが、
数羽残ったカナリア達は、ぴょんぴょん、そんな事とは関係なく、
元気に飛び回っており、残ったメスも選択肢がほとんどなく、
二羽の中からはっと目があってこの子!とピンと来たので、
迷いなくピーチを連れ帰りました。

f:id:pockiepeach:20180506050449j:plain

(ぴちぴちなピーチ❤️)

ピーチにとってはこの度のT家滞在は初めて。
というか、うちに来てから他所でお留守番するのが、
初めてになります。
産卵の経験はまだ無いピーチだけど、
長生きして欲しいな。

f:id:pockiepeach:20180506050543j:plain

彼らにとっても、観葉植物に囲まれた素敵なバケーションですな。

楽しんでくれるといいなと思います。(^.^)

日本の居酒屋、in デュッセルドルフ。「焼左衛門」

あんまり良い写真が撮れなかったのですが。。。

 

金曜日の夜はうちのピアノ教室の発表会があり、

そのあと、講師演奏に一緒に出演してくれたピアニスト仲間と、

打ち上げで、一緒にKlosterstrにある日本の居酒屋、「焼左衛門」へ行きました。

友達とは、カミーユ・サン=サーンスの連弾曲、

「死の舞踏 Dance macabre 」を演奏しましたよ。

とてもドラマチックで演奏効果抜群のかっこいい連弾曲です。

f:id:pockiepeach:20180430052853j:plain

焼左衛門、ザ・日本の居酒屋!といった佇まいのお店です。

お客さんも日本人率高し。

YAKI-THE-EMON 焼左衛門 - ホーム - デュッセルドルフ - メニュー、価格、レストランレビュー | Facebook

以前は平日のランチもあったのですが、

最近、深夜の営業時間が長くなり、(平日は2時まで)

その代わりなのか何なのか、平日ランチがなくなってしまいました。

鉄板焼き中心のお店で、お昼はお好み焼きや、スペシャル弁当などあって

なかなか良かったのですが。ざんねん。

f:id:pockiepeach:20180430053635j:plain

お料理の写真、全部撮れなかったのですが、撮った分だけのせます。

アルコールを頼んだ時、おつまみセットを3ユーロでつけることができます。

上がそれです。ポテサラ、鶏皮、きゅうりの浅漬けです。

f:id:pockiepeach:20180430054321j:plain

ナス田楽と、チーズ焼き。

この前に海鮮サラダを頼みました。

海鮮サラダ、お刺身がたっぷり入ってて美味しかったです。

この後、白アスパラガスの鉄板焼き。

f:id:pockiepeach:20180430054557j:plain

白アスパラガスといえば、今が時期。

典型的な食べ方では、溶かしバターを回しかけるか、

オランデーズソース(ホワイトソースに似てる)をかけて食べます。

他に、日本風のアレンジとしては、天ぷらにするとぴったり。

とても美味しいです。

この鉄板焼きも、たっぷり、鰹節がかかっていて、

マヨネーズか、めんつゆをかけて

頂くようになっていて、とても美味しかった。

こういう風に、こちらの食べ物を日本風にアレンジするアイデア、

とても好きです。すぐにマネしたくなりますね!

他に、タコの唐揚げ、鴨とネギの串焼き、はんぺんの明太子焼き、鶏唐揚げの柚子こしょう風味

などを頼みましたが、写真をうっかり撮り忘れちゃいました。

f:id:pockiepeach:20180430055328j:plain

デザートにお餅の抹茶アイスがけ(お料理のタイトルはうろ覚えです。すみません!)

を頼みました。お餅の上にすこーしだけ溶けたアイスとあずき、黒蜜ときな粉がマッチして、美味しかった〜。(^^)

私が、生ビールの大、友達が小を頼んで、最後にそれぞれお茶を頼み、

しめて90ユーロ。決してお安くはないですね。

でも、お隣との間に衝立もあって、少し個室感もあり、ゆったりと楽しみながら

飲み食いできて満足でした。

夜に来たのは、2回目でしたがなかなか良かったです♫

f:id:pockiepeach:20180430060540j:plain

帰りはほろ酔い気分で、Heinrich Heine Allee駅までお散歩がてら、気持ち良く歩いて

帰りました。夜のKönigsallee(デュッセル一番の目抜き通り)はライトアップされて、

ロマンチックでした。

温かい春の宵に、気持ち良く出歩いている人々がさんざめいていました。

これからどんどん良い季節になってくヨーロッパです。

夜のそぞろ歩きも、爽やかで気持ち良くほんとうに素敵です。

 

このブログと管理人シマ吉について。

f:id:pockiepeach:20180424212904j:plain

(オランダのフェンローへ、デュッセルドルフから自転車で走った時の写真です。これは、フェンローの手前にあった湖)

今年に入ってから、ブログをふと始めてみようと思い立ち、
早くも3ヶ月が経ちました。

遅まきながら、自己紹介というか、プロフィール的な
記事を書いてみようと、ここに至る。( ^ω^ )
長いです。


※まずは、このブログのこととか

基本的に日記の延長です。
ドイツのデュッセルドルフに住んでいるので、
その生活の記録が話の大部分。
管理人は、クラシックのピアノ弾きで、
ピアノ教室経営者です。
なので、音楽の話とかもたまにしたいと思ってます。
他に、旅の記録なんかも残していきたいです。
できたら、自分なりの体験としての、
スピリチュアルな話にも触れられるようになりたいです。

ブログはまるっきり初めてかというと、
実はそうではない。
けっこう、何回かブログやウェブ日記を書いてたこと、
あるのです。
でも、
以前のブログや、ウェブ日記では、
自分の友人知人のみが見ていた感じで、
個人的なサークル内で利用していたので、
今と違うかも。
まだ、このブログについては、あまり友人知人には
知らせてないので。

文章を書くのは昔から好きでした。
ばりばりのブロガーになって、稼ぐとかも
憧れるけど、今のところは趣味の範疇で、
楽しみとして続けていければ良いかなと思っています。

f:id:pockiepeach:20180424213408j:plain

(定期的に日曜の礼拝でピアニストとして、演奏しています。オルガニストの代用で、こっちではよくある仕事です。上はそのよく出入りする教会。)

※ピアノ弾きとしての歩み
(ドイツに来てからの話をします。
それまでの話をくっつけると、壮大になりすぎるので。(^^;)
ドイツにやって来たのは1995年の春。
1月に阪神淡路大震災があり、
3月にサリン事件が起こった、インパクトのある年。
サリン事件が起こった日、
ちょうど地下鉄に乗っていて、
青山にあるドイツ大使館へ向かっていました。
サリン事件はニアミス。
行きはふつうに行けたけど、帰り、
地下鉄の入り口が封鎖されており、
もう地下鉄で池袋まで戻ることができなくなってた。
インターネットも携帯もない時代。
池袋駅までなんとか戻ると、
あちこちで号外が配られてて、
サリン事件のことを知ったのでした。

ドイツにはその当時、このドイツでは唯一の知り合いが住んでた、
カールスルーエに上陸。
最初の年はそこに住みながら、ひたすら先生を探し、
大学入学の可能性を探ってました。
というのも、
日本での大学の教授が卒業前に50の若さで、
癌で突然亡くなり、
今、考えると当時にしては無謀だけど、とにかく
留学したいという気持ちのみで、全くのツテがない状態で
ほぼ、身一つでやって来たのでした。

そうこうしているうちに、全くの偶然から、デュッセルドルフの
ロベルト・シューマン音大の教授に知り合うことが出来て、
受験をするきっかけを得て、なんとか入学することができた。
デュッセルドルフは、カールスルーエからやって来てみると、
お洒落だし、都会だし、ライン河もあり、すっかり気に入り、
当時は本当に嬉しかった。
音大では歌曲伴奏を専攻して、
ドイツリート、室内楽を主に学びました。

デュッセルドルフは、日本企業が沢山駐在している事でも
有名な街で、そのことは、ここへ越して来て初めて知りました。
事前に知っていたら、あるいは避けたかも。
でも、今となってみては、長く住むには結局良かったかなと
思っています。
学生時代は、学校で忙しくあまり外界と関わりあう暇もなく、
卒業後、バイトをするのに、最初はしばらく
日本人の生徒さんを集めてお家を回っていましたから。
やはり、音大卒だと語学力もそこそこで、
中途半端な語学力で働けるところがそうそうあるはずもなく。

それでも、卒業後しばらくして、
けっこういろんなバイトも経験しました。
日本とは関係のない
現地のホテルや、レストランなどでバイトもしました。

その後、
デュッセルドルフの州立ラインオペラ、というオペラハウスで、
10年間、字幕のインスペクターとして主に働いていました。
オーケストラで鍵盤楽器を何回か弾いたこともあります。

字幕のインスペクターという仕事は、
超インサイダーな感じのお仕事で、
オペラハウスのファンとしては、本当に楽しい仕事でした。
具体的に言うと、
公演の時、楽譜を見ながら
歌手が歌うタイミングで、字幕出しをして行くという内容です。
これで、オペラハウスで演奏されている
一通りのレパートリーについて、
本当に詳しくなったしすごく勉強になった。
でも、いかんせん、お給料はスズメの涙で、
食べて行く足しには全然ならない。

その間、オペラハウスのオーディションをいくつか受けて、
専属のピアニスト、コレペティを目指していた時期もありました。
実際に、いくつかの公的なオペラプロジェクトや、
デトモルトの州立オペラハウスで短期間、コレペティとして、
働いた経験もあります。

そうこうしてるうちに、経験を積みながらも、
なんか違うな、という気がしてきました。
神経が細く、常に大勢の人の中で働くのが、
とてもきつくて。(これは後の話につながります)

コレペティとして、オペラハウスで専属になるのは、
それでなくても、大変難しいですが、
自分には向いてないかも、という気がして、
ある時、完全にフリーでやって行くという方向へ、
転換することに。

で、帰国する選択もあったと思うけど、
この街に残ることを決めました。

f:id:pockiepeach:20180424213602j:plain

(昨年の夏、オランダの海辺、ベルゲンへ行った時の写真です。)


※局所性ジストニアのこと

ある時から、首の左側に震えが起こるように。
自分ではコントロールが効かない感じで、
リラックスしていても普通に起きます。
ひどい時は、手にも震えが出ます。
震えは、どれぐらいかというと、
オーケストラに座っていて、指揮者の顔を
きちんと見れないぐらい。
(見ようとすると震えが酷くなるので)
生活に支障は直接はないんだけど、
緊張する場面になると、いつも震えが酷くなるので
けっこう厄介で。
ずーっと、なんだろうなと思っていました。

それで、何年かおきに、ふと思い立って、
レントゲンを撮ってみたり、ロルフィングを試してみたり。
けっこういろんなことをして見たけど治らず、
ある時、もしかして神経?!と思い立ち、
神経科に行って見たら、なんと「ジストニア」という、
立派な(?)病気であることが判明。

実はこれ、音楽家にしょっちゅうではないけど、
起こる病らしく、
ピアニストで、筋肉が硬直して弾けなくなったり、
歌手で、声が出なくなったりという例があるそうです。

局所性ジストニア - Wikipedia

最近では、コブクロの小さいほうの人も、ジストニアで一旦、
活動を休止してましたよね。
私の場合、手が硬直するというパターンではなくて、
まだ、ピアニストとしては、良かった方かもしれません。
震えがあるのも、けっこうやですが。

震えが先か、ナーバスが先か、
わからないけど、
これで、緊張しいがさらに、加速してるんだなということもわかり。
それで大勢の中で仕事するのは、ことさら、難しかったんだと思う。
今は薬で抑えているので、震えも以前ほどではなくなったけど。

そんなこんなで、今はフリーベースで、無理のないスケジュールの中、
自分でピアノ教室を開き、現地の生徒さんたちを教えながら、
細々と活動している状況です。

起業とかいう大それた感じじゃないけど、
自分にとって1番心地よいスタイルを選んだら、
今の働き方に行き着いた感じ。
派手ではないけれど、
ピアニストとしても、ぼちぼち並行してお仕事をしながら、
デュッセルドルフの普通の暮らしを普通に楽しんでます。

*デュッセル愛

デュッセルドルフ、っていうと、
日本人が多い街!って変な拒否反応示す人が割といて、
残念に思ってます。(良く知らないのにね!)
緩やかに自分らしく暮らすには、
本当に素敵な街なんだけどな!
だからか、
このブログでは、自分の暮らしについて、
なんでもないことの日記を中心にしながら
音楽の話なんかも時にしながら、
それ以外に1番伝えたいことの中に、
デュッセルドルフって、ほんと良いところ!って言うメッセージを
込めています。
他の記事については模索中だけど、
これは一番自分にとって書きやすいテーマかも。
デュッセル愛!!笑

f:id:pockiepeach:20180424213954j:plain

※自分のこと、あとすこし。

結婚してないから、子供もいない。

日本人の年下の彼氏がいて、それなりに仲良くやっています。

(2018年、11月以来、残念なことにお別れしました。)
カナリア二羽飼ってます。(ポッキーとピーチ)
あ、それと、どうでもいいことだけど、
しま吉のしまは、北海道地域に生息する小鳥さんの、
シマエナガのシマ。
人生の途上で、色々悩んだり、壁にぶち当たったり、
生きにくいと感じた時期があり、
そんな時から、精神世界の探求、
自分を癒すためのツールを求めて、
スピリチュアルな世界にはまりました。
今でも、スピ本を読むのは大好きなひと時で、
特に、大好きなサネヤ・ロウマンの本は、
私にとって、何度も何度も読み返す、
クリスチャンにとっての聖書のようなものです。

ブログを続けるにあたって、まだまだ発展途上ながら、
やはり、僅かでもブログのPV数や、みなさんがつけてくださる星、
読者登録が、すごーく励みになります。
そして、皆様にとって面白い記事を書けるとは
限らないけど
自分自身が楽しみながら、日々感じていること、
読んでもらいたいことを、出来るだけ魅力的に伝えていけたらなあと
思ってます。
みなさんの更新するブログも、いつもとても楽しみです。
ブログを始めて、いろんな世界を覗き見て
内側の世界が本当に広がったように感じてます。

初めての方も、そうでない方も、
これからもどうぞ、よろしくお願いします。

 

桜のその後と、南ドイツへの出張。

先週の日曜日、もう一度Südparkの桜見て来ました。

f:id:pockiepeach:20180415061131j:plain

満開!でした。

 

この日はうっかりして、残念ながらカメラを忘れてしまい、

これは携帯のカメラなんですけど。

今年は、週末がほぼ仕事でつぶれてしまい、

お弁当を持って花見はできなかったけど、

かろうじて見に行くことはできました!はあ〜、美しかった。。。

 

で、

 

実は今、南ドイツのフライブルグにいます。

f:id:pockiepeach:20180415061624j:plain

道中の車窓から撮りました。

ローレライのライン河沿いですよ。

デュッセルドルフから、EC列車で6時間もかけてやって来ました。

明日、とある歌い手の演奏会に伴奏者として出る予定です。

マチネなので終わったらすぐにぽんっとまた電車に乗り、

とんぼ帰りします。

明日の夜には、もうデュッセルドルフに帰ってるはず。

出張ですな。ふふん。( ̄▽ ̄)

 

その歌い手の家に泊めてもらってるんですが、でかくてびっくり。

フライブルグから、30分ほどの山の中にあって、大きなお屋敷です。

旦那さんが成功している実業家なので、

子供の面倒を見るお手伝いさんも常駐しています。。。

お部屋は15個ぐらいあると思います。ひょ〜!!

f:id:pockiepeach:20180415063510j:plain

今晩泊めてもらってるお部屋。↑

旦那さんは、弦楽器を扱ってる実業家なので、

あっちにもこっちにも楽器が置いてあります。

こんな感じに古楽器のリュートがあったり。

f:id:pockiepeach:20180415065001j:plain

ちょこんとかわいらしい楽器ですね。この形、初めて見ました。

f:id:pockiepeach:20180415065638j:plain

さて、明日は早起きなので、そろそろ寝ないとね。

おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Südparkでちょっぴりお花見

今週の月曜日、イースターの最期の祭日だったので、
Südpark (南公園)まで、花見に行って来ました。

f:id:pockiepeach:20180406055801j:plain

デュッセルドルフの桜スポットで、
ソメイヨシノなのは、
私が知ってるのはここのみ。

本当は、お弁当を持って行きたかったんだけど、
気温が13度が最高で、それまでもあまり上がらなかったこともあり、
相棒にそこまですることもなかろうと止められ。(涙)

でも、結果、彼の読みは残念だけど正しかった!!

桜が並木になっており、満開になると
なかなかの美しさのはず。

f:id:pockiepeach:20180406055919j:plain

でも、こんな感じで、本当にまだまだまばらでした。
しかもこの日は曇天。

今週末、天気予報では土曜日が22度、
日曜日が23度まで気温が上がりそうなので、
多分満開になるのでは?と言うのが相棒の読みだけど、
どうなるかな??
どっちにしても、今週末は仕事で詰まっていて、
私は行けないので、
来週の木曜日に再トライすることに。
まさかの展開がなければ、(突風がやって来て散ってしまうとか!)
満開の写真もupできるかも。

写真がもともと趣味の相棒によると、
桜の写真って意外と難しいらしい。
うん、わかる!
と思ってしまいました。うーん。
この日は、曇りだったので余計に難しく。

あんまりな出来上がりだったので、
Polarrというレタッチアプリを使っていじり、
こんな感じの写真になってます。

f:id:pockiepeach:20180406060041j:plain

これの元ネタはこんなです。恥ずかしいですが。。。

がーん、、、、Σ(゚д゚lll)

f:id:pockiepeach:20180406060151j:plain

Polarrについてのリンクはこちら。

wepli-dot2.hatenablog.com

 

Polarr、初めて使ってみましたが、
感覚的にいじれて、使いやすいし、
これはこれで楽しいですな。

とはいえ、
次回はもう少し、カメラの方をいじって綺麗に撮れると
良いんだけど。

 

観た感じの記憶はむしろ上の感じなのにね。

どうして、、、、(-。-; 

カメラの解説書をようやくダウンロードしたので、

もう少し入念に研究してみるわ。。。

f:id:pockiepeach:20180406060521j:plain

このSüdpark、ふつうにお散歩スポットとしても
素敵な公園です。
デュッセルドルフの公園では大きい方です。
敷地内に小さな小さな動物園(羊や豚がいます)
や、可愛らしいカフェがあります。

ここのカフェでは、障害者が主に働いてるらしく、
23人の従業員のうち、15人が障害者らしい。
そういうところ、ドイツは進んでいます。

ちなみに、この桜スポットに行くにはU74に乗って、
(中央駅から)Provinzialplatzという停留所で降りてから、
歩いて5分ほど。
あんまり事細かには書かない。
今でも、この時期になると知る人ぞ知るな感じで、
デュッセルドルフ在住の日本人が集っているので、
これ以上、有名になってもなあ〜と思ってしまうので。(^^;
まあでも、この情報だけでも充分であろう。
今は、GPSもあることだし、
すぐに見つけられると思います。

暗闇ではひそひそ話が良くはかどる。

今週末、木曜、土曜、日曜と、来週末、木曜から日曜日の計7日間、
デュッセルドルフのオーバカッセル地区にあるミニシアター、
Theater an der Luegalleeにて、“Im Dunkeln ist gut munkeln”という
音楽芝居にピアニストとして、出演しています。

Willkommen | Theater an der Luegallee in Düsseldorf-Oberkassel

f:id:pockiepeach:20180401044136j:plain

こんなかわいらしい劇場で、席数はMAXで80ぐらい。
昨年の夏、8月がこけら落としだったのですが、
その後、何回かの再演を経て今に至っています。

 

タイトルは日本語に訳すと、「暗闇ではひそひそ話が良くはかどる」
というような感じ。

f:id:pockiepeach:20180401044532j:plain

(Foto © Theater an der Luegallee)

テノールのThomas、舞台作家で、コメディアン、役者、
(テレビドラマとかにも出てる!)そして歌い手でもある、
多才なChristianeと共に舞台をこなしていきます。
Christianeは、本当に多才な人で、
今回の舞台の脚本、演出を受け持ちつつ、
その作品の中に出て来る何曲かはなんと、
彼女のオリジナルのナンバーです。(作詞、作曲共に)
楽譜がないものもあって、
私もこの舞台化にあたり、編曲や、楽譜起こしに携わりました。

 

他にドイツの古いSchlager(歌謡曲みたいなジャンル)が演奏される中、

(たとえば、これ。↓)

m.youtube.com

ピアノ曲を一曲加えてほしいとの事で、ドビュッシーの
(著作権が切れているという条件で)「La plus que lente」→
「レントより遅く」という作品を演奏しています。

 

「レントより遅く」は1910年、ドビュッシー48歳の時に書かれたワルツ。

m.youtube.com


同じ年には、前奏曲集一巻も手掛け発表しています。
8年後に直腸癌で亡くなるまで、バレエ音楽「遊戯」、12の練習曲、
チェロソナタ、ヴァイオリンソナタ 、二台ピアノのための「白と黒で」
などが生み出されています。
サロン音楽のような、小洒落た軽〜いタッチの雰囲気が
魅力的な作品で、今回の舞台にはぴったりはまっていると思います。

 

今、学校が二週間のイースター休み(春休み)に入り、

生徒が少な目なのでのんびりとしているのですが、

休みはこれでほぼちゃらです。

でも、弾く仕事は毎回なんでも本当にありがたいので、

楽しみながらピアノ弾いて来ますよ。^^

あと、広告を見た人たちに、

「え?!役者も始めたの?!」と驚かれたのですが、

音楽芝居出演ですが、あくまでもピアノ弾きとしてです!

休憩の前に一言だけ、「Pause〜♫(休憩)」というセリフを頂きましたが。

ふふふ。(*^ω^*)