Käfer und Klee

てんとう虫とクローバー。日々のこと、毎日見つけたあれやこれ。ドイツ、デュッセルドルフ便り。

ボーデン湖の旅 まとめ その3

前回のブログでは、一週間が経過、
さらに旅から戻って、
そろそろ二週間が経過しようとしてるんですな。
ふう。
記憶が過去になりすぎないうちに、まとめの仕上げをしませう。

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(写真はメアスブルグの路地です。)

余談ですが、今年は夏が早くやって来ています。
ボーデン湖に行った時、すでに毎日、22〜25度のとても
過ごしやすい気候でした。
こちらへ戻って、数日は、17〜19度ぐらいの日々もありつつ、
基本、夏のような気持ち良い(しかも真夏ほどは暑くなく、丁度いい)
毎日が続いていました。
しかし、今週末から来週の頭にかけては、
予報によると、かなり暑くなりそうです。
なんせ、32度まで行くっていうのですから。
えーまじですか?!zΣ( ̄。 ̄ノ)ノまだぎりぎり5月なのに。。
夏を急いでるような今年のドイツのお天気の神さまです。

そして、旅の最終日のお話。

前回のブログでお話しした、
温泉場からの帰り、(木曜日)
車がやっぱり、やってくれちゃったんです。

走っている途中に、きゅるきゅるきゅるとギアが下がり、
おそーくなりました。
相棒が言ってたのはこの現象のことだったんですね。
(出かける前にトラブルがありました。↓この記事に書いています)

yuruyuruduessel.hatenablog.com

 

一旦、車を端に寄せて、リスタートすると、
また普通に走ってくれるのですが、
この日は、アパートホテルへ戻るまでの間、
なんと3回もこれが起こりました。

そして、デュッセルを出かける前にはなかった、「エンジンがやばいぞランプ」
が点滅してしまった!!!!
ちなみにこのランプ、
ドイツ語で「Motor Warnlampe」と言います。
このランプがもし、最初から付いてたら、
多分、この車では来なかったろう、それぐらいやばいランプです。Σ(゚д゚lll)

相棒も流石に真っ青になり、
「げ、土曜日にこれで帰んなきゃいけないのに、どないしよ〜」
と焦りだしました。

で、相棒が乗ってる車のメーカーのディーラーを探してみると、
ありました。ボーデン湖沿いのÜberlingenという街に!

電話してみたら、デュッセルドルフでもおなじみだったセリフ、
「予約でいっぱいだから、すぐ見れるかは分からんけど、
合間にチェックはしてあげられるかも。まずは持ってきてみて」
と言われました。

ということで、最終日の金曜日は、
本当は、Überlingenまで自転車で走り、間にある見所を
行きと帰りで見て回る予定だったのですが、
たまたま、同じÜberlingenへ行く予定にしていたこともあり、
自転車を車に積んでÜberlingenまで行き、
そこから自転車で周りを少しうろつくというコースに変更しました。

このÜberlingenからのボーデン湖沿いのコースが美しかった!
行き帰り乗ることができず、(車を持って帰らないといけなかったので)
とても残念でした。
Überlingen の街もなかなか、趣きがあり、かわいらしい街でした。

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(町並みを軽くお散歩)

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ドイツの田舎町へ行くと、こんな可愛らしい看板(?)をよく見かけます。
靴屋さんだったり、ワイン屋さんだったり、薬局だったり。
オリジナルの可愛い看板、ドイツならではじゃないかな〜。

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そして、この後、ビルナウ というところにある、
美しい教会を見に行きました。

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ワイン畑のど真ん中につくねんと立っている、かわいい教会です。

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この教会は外から見たのじゃ分からないぐらい、
中が超豪勢にできています。
絢爛豪華の美しさ。
内部は、撮影禁止だったので自分のカメラでは写真が撮れませんでした。
バロック様式の建築の、バジリカ式教会です。

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(すごいでしょ〜!)

この教会までの坂が大変!心臓破りでした。
あんまり急なので、半分以上自転車を押して歩きました。

この後、Unteruhldingenという所にある、
石器時代や聖堂時代の建物を再現した「Pfahlbaumuseum」
(杭上家屋の屋外ミュージアム)を見に行きました。

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ここはなんと、世界遺産でした。
紀元前5000年前から、紀元前500年前にあった杭上家屋を
再現しているということ。
石器時代、青銅時代の建物ですね。

釘なども一切使わず、
ちゃんと木の杭で止めてありましたよ。

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このUnteruhldingen の公園で、寝そべって少し休憩。
車を預けてから6時間ほど。
で、電話して確認してみようということになりました。
すると、問題はセンサーが壊れてるということで、
でも、替えることはできなかったので、根本的な問題は
解決してないよ〜、、、とのこと。
土曜日に帰るんじゃ、どうしようもないね、
と言われてしまいました。(^^;

とりあえず、でも、一旦エンジンランプは消えてるよ、
とのことだったので、
取りに行くことに。
自転車でまた、Überlingen へ引き返しました。
この行程で全部で、18キロぐらい走った感じ。

げんなりしちゃうことに、ここからアパートホテルへ戻るまで、
またまた、エンジンがやばいですぜランプが点滅しちゃったんですよ。
Σ(-᷅_-᷄๑)
相棒が、路肩に車を止めて、じいっと考える。
そして、言いました。
「多分だけど、電気系統の作動をすると、
車が反応する気がすんのよね。」
ふむふむ。
だから、彼の考えでは車が走り出したら、
クーラーをつけたり、窓の開け閉めを一切しなければ、
大丈夫じゃなかろうか、と。

この状態でアパートホテルまで行ってみると、
大丈夫だった!
で、仮説では、多分電気系統をいじらなければ、
家まで無事に帰れるんじゃないか、
っつーことになったわけです。
この車で帰るしかしょうがないので、
なんとか、仮説を信じるしかありません。

で、ともかく、
この日の夕方は、一旦車のことは忘れ、
メアスブルクのレストランで晩餐でした。

この日入ったレストランが、大当たり!
美味しかったのです。
私も相棒も、同じものを頼みました。
牛肉のランプステーキ白アスパラガス添え、ジャガイモのグラタン

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26ユーロだったかな。
ソースが最高に美味しく、肉の焼き加減も上々。
ジャガイモのグラタンは、ドイツ料理の定番ですが、
これがまたほっぺたが落ちそうに美味しかった。

お店の人が、なかなか気がついてくれないのには
閉口でしたけどね。
これって私たちだけ?ってちょっと思ったので、
レストランのレビューをみたら、
何人もの人が同じ事書いてたのには受けた。

www.tripadvisor.de

旅先で美味しいものにありつくって、
意外と難しいものですよね。
地元では評判のいい店へ行ったり、
今度ここへ行こうと、レビューなどを見て、わざわざ
行くことがほとんどだけど、
旅先で入る店は大概、行き当たりばったりだものね。
なので、この日の料理にはほんと、二人とも心から喜びました。

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(メアスブルグの門からすぐのレストランでした)

で、日曜日。
いよいよ、行きはよいよい帰りは怖い
のコースが待っていました。

昨日、電気系統の仮説にすっかり満足した相棒は、
上機嫌で車を動かしていました。
すると高速(アウトバーン)に入るまだ、前の段階で、
またもや、車ちゃんがきゅるうううう、、、と減速、
ギアが下がっちゃったんですよ。。
え!まじ!!!!!?
((((;゚Д゚)))))))
この時のやるせなさと来たら、、、、、。

ここでまたがくーーーーっとうなだれて考える相棒。(´ω`)

そこで生まれた新たなる仮説。
「ギアをSではなくて、Cに入れておいて、電気系統を一切いじらない」
この条件を全て満たせばなんとかなるはず!よし!
とむくっと起き上がった彼が、運転開始。o(`ω´ )o

この日は、残念なことにとても夏らしい日で、
燦々とお日様が照りまくっていました。
暑いのなんのってね。
サウナ状態でカンカンに温まりながら、
汗だくになりながら帰りました。

私は横に乗ってるだけなので、大したことなかったけど、
(そもそも免許持ってないぐらい分かってないのが、
かえって良かったかも。)
運転してる本人は相当、恐ろしかったと思います。

基本、車にあまり刺激を与えないように、のろのろとスピードを
出し過ぎないようにして走ったのですが、
止むを得ず何度か、追い越しをかけた時は、
さすがののんびり屋の相棒も、
じわーっと手に脂汗をかいたらしかった。

だって、追い越しかけてる時に、
もし車さんがまたギブアップしたら?!
大惨事も十分ありえた事でしょう。

しかし、
相棒にしてみると、普通道できゅるるるると減速される方が、
Autobahn(高速)でやられるより怖かったとのことでした。
というのは、Autobahnには、エスケープゾーンが必ずあるので。
と言っても、追い越しかけてる時に、減速してしまって、
すぐ後ろに車がいたら、追突されちゃうからね。
かなりの賭けでしたよ。
本当に、何事もなく帰って来れてホッとしました。
ラッキーでした。
車も、最後の日は、エンジンやばいぞランプがつく事もなく、
なんとか持ちこたえてくれて、
仮説もたまたま当たっていたので、
なんとかなったみたい。
全く最後の最後へ来て、
すごい冒険コースになってしまったこの旅でした。

旅は楽しいけれど、帰ってくるとほ〜〜〜っとしますね。
この、家っていいなあ〜
っていう気持ちを味わうために、わざわざ遠くまで行って
帰ってるの?!って気がしてくるぐらいです。

長かった。今日の記事は特に!!ぜーはー。。。
最後までおつきあいくださり、ありがとうごぜーました。
なーむー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボーデン湖の旅 まとめ その2

休暇から戻って早くも一週間が過ぎ去りました。
でも時間について、いつも不思議に思うのは、
同時に同じぐらいの感覚で、
全てがものすごく昔に思えたりすることです。
え?もう?早いなあ、と言う気持ちと、
だいぶん前のことに感じるけど、まだ一週間なの?
と言う気持ちが平行して存在してます。
なんとも、不思議です。。。(^.^)

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さて、本日も旅行記のまとめの続きでございます。

三日目。
基本、かなりのんびりやの私と相棒。
日本人らしく、着いたらやることを詰め込んで、がつがつと
動き回ったら、あろうことか三日目にして、
くたびれ果ててしまったので、(^^;
勇気を持ってこの日は、なーんにもしないことにしました。
そう、勇気を持って。
旅行に来ていて、何にもしない日を作るのは、
けっこう、勇気いります。(笑)

でも、
「うちらってさ、休暇に来てるんだよね、
休みに、疲れを取りに来てるのよね〜」
とお互いの意思を確認しあい、
とにかくとにかく、この日はひたすら、
ぼけーっとすることに決定。

休暇の前って、大概、やることに追われてくたびれ果てた
状態で出てくるものです。
それで、その疲れが解消してないうちに、
あちこち動き回るのはけっこうくたびれるのね。
それ、忘れてました。(^^;

結果、ここで休んだのは正解でした。
普段なかなか読めない本を読んだり、
音楽聴いたり、ぼやーっと瞑想したり、
良い時間が持てました。
夕ご飯はまた、庭でバーベキューでした。

四日目。
この日はBoden湖沿いの街、Radolfzellという所にある
Bora Hotspa resort (ボラ ホットスパ リゾート)という、
保養所へ出かけました。

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(リゾートホテルの外観)

ドイツはけっこうな温泉大国で、
国内のあちこちに温泉は存在してるのですが、
ドイツの温泉は基本、ぬるいのです。
だいたい、34〜37度ぐらい。

ぬるい温泉に長く浸かるのがこちらのスタイルです。

でも、日本人としては、熱い温泉にじっくり浸かりたい。
無理だと分かってても、あったら良いなあ〜と夢見ます。
それが、以前、Nordernayという、北海(Nordsee)に浮かぶ島へ
旅した時に、偶然!!入った保養所で、熱い温泉があったんです。

bade:haus norderney

42度ぐらいだったかな。

ドイツにもあるんだ?!とびっくりして、
この旅から戻って来た時に、“Onsen Deutschland“と
ググって探してみました。
または、“heiße Thermalbad“ (熱い温泉)、”Feuerbad“(火のお風呂)
てな感じでも探してみました。
結果はあまりないということが分かって、うーん、やっぱり、、、
でしたが、
Onsen Deutschlandでヒットしたのが、
この Bora hotospa resortだったんです。

じつは、密かにこの時以来、
いつか行ってみたいなあ〜と思ってました。

今回、そんなわけで夢が叶い、
ついに行ってくることができました!

入場料は日祭日は29ユーロ。この日は祭日だったので。
平日だと、25ユーロだそうです。

施設内に入ったら、裸になって、ガウンをはおります。
施設内は混浴なので、サウナ、温泉、プール、などでは
ガウンを外すので、これがやだと、全く入れないことに
なっちゃいますね。。。(>_<)
混浴が嫌なのは、日本人の場合、
女子の80パーセントぐらいだと思います。
私ももちろん、絶対いや!!派でした。
でも、ドイツのサウナは、どこへ行っても混浴なのね。
(ちなみに女性デーを設けてるところも、結構あります)
でも、ドイツにいる間、パートナーと一緒に
サウナに一回も行けないのも嫌なので、
頑張って挑戦してみたら、意外と大丈夫だったという。。。
最初こそ、
回りがみんな裸で平気でうろちょろしてる状況に
くらくらしましたが、
(といっても、ガウンを外すのはサウナやお風呂に入る直前で
大丈夫です。それでも気にせず、
裸でうろついてる人も多いのですが。)
何回もチャレンジしてるうちに、徐々に慣れていきました。

このBora hotspa resort 、なぜ、
「Onsen」とググってヒットしたかというと、
ここの施設は日本の温泉を模して作ってあるんです。
外来者も休める休憩所には、障子付きの襖と、畳の部屋がありますし、
ホテルも泊まる場合は、和室っぽい部屋があります。

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(ホテルの部屋はこんな感じらしい)

温泉は、行ってみると
ちょっぴり残念なことに、温泉ではなく、
普通のお湯で、要は銭湯だったのですが、
熱いお湯で露天風呂です。
モミジのような木も植えてあったりして、
雰囲気はばっちり、日本の温泉!
日本人の訪問者も何人か目撃しました。

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この日は雨が少し降っていて、
気温も低めでしたが、(17度ぐらい)
庭が直接湖のプライベートビーチになっているので、
湖で泳ぐこともできます。
実際、水が氷のように冷たいのに、
サウナの後、火照っているから平気なのか、
湖で泳いでいる人たちもいました。
眺めは抜群です。

サウナは60度から90度まで何種類かあり、
楽しめるようになってます。

施設内にはレストランもあって、食事もできます。
私たちは例によって、朝ごはんをたらふく食べたので、(^^;
ビールを飲んだり、ケーキを頂いたりしたぐらいでしたが、
店内はログハウス風でくつろげる雰囲気でした。
食事もけっこう美味しそうでした。

13時ぐらいに入って、18時ぐらいまでいたので、
かなりゆっくり滞在したことになります。
満足度はけっこう高かったです。
相棒も、思いがけず日本風の露店風呂を楽しめて
喜んでました。

リンクはこちらです。

bora HotSpaResort | bora Sauna am Bodensee

二回に分けてのつもりが、
けっこう長くなっちゃいました。
最後まで行かなかった〜。(´・_・`)

もう一回、このシリーズにお付き合い頂きます。
次回できちんと終えたいと思います。

ボーデン湖の旅 まとめ その1

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(マイナウ島からの眺め)

Boden湖の旅行記としてもしかして、いつかその辺りを
旅する人が参考にできると良いな、という感じで、軽くまとめてみました。
軽いまとめと言っても、一週間分なので、けっこう長くなったので、
二回に分けてお届けします。

一日目、
デュッセルドルフを7時出発。
車の故障問題は解決せず出発したものの、ひとまず何も起こらずに、
スムーズにBoden湖沿いの街、Meersburgへ13時到着。
宿へはすぐに入ることができました。
チェックインは15時以降という所も多い中、これは親切でした!
早速、支払いを済ませて、一旦、休息。
17時ぐらいに宿を出てMeersburgの街を散策しました。

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かわいい、こじんまりとした街なので、すぐにぐるっと回ることが
できます。
湖畔でぽやーんとしばし物思いにふけった後、
夕食を頂く事に。
着いたばかりなので、できれば湖畔で食べたいね、と言いながら
レストランを探しました。
そこで見つけたのがこちら。

www.tripadvisor.de

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かなり混んでいたので、近い場所からじいっと見て、
空いたのを見計らってささっと座り、食事しました。(^^;
味の方は普通です。まずくもなく、特別に美味しいわけでもなく。
わたしは、Felchenという魚のフィレのソテーを、(18ユーロほど)
相棒は、鱒の姿焼きを、(17ユーロほど)と、それぞれビールを頼みました。
Felchenは辞書で調べると、ホワイトフィッシュ、コクチマス、と書いてありました。私たちが住んでいる地域では、見かけたことのない種類の魚でした。
(レストランでも、スーパーでも)
夕暮れのBoden湖は美しかったです。

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食事はさほどでもなかったですが、
このレストランのテラスは、メアスブルクの湖畔の中で、湖畔に最も近くて
一等地でした。

二日目、
朝10時にアパートホテルを出て、自転車で同じボーデン湖沿いの街、
Friedrichshafenへ向かいました。
Friedrichshafenへの道は、最初、湖畔沿いで美しかったのですが、
途中で車通りと並行して走る感じで、ベストではなかった気がします。
アップダウンも結構あり、往復で38キロの道のりでしたが、
割とくたびれました。(^^;
後で気がついたのですが、ギアを低めにして走っていたので、
あまりスピードが出なくて、そのせいもあったかも。
とにかく自転車で走りたい一心で、マウンテンバイクを車に積んでやって来たので、
すでに2日目にして、なんとなく、成し遂げたような気分になっちゃいました。
相棒は100キロ以上、軽々と走る自転車マニアですが、(彼は自転車を
3台所有しています。)わたしは、初心者なので、
まだあまり、長い距離の走行には慣れていません。
今まで走った最長距離が80キロです。
この、80キロ走った時は、お尻が痛くて最後、全く足が動かなくなりました。
Friedrichshafenの湖畔で軽く食事したしたんだけど、
お店の名前をチェックしてないのと、食事の内容もサラダ等で軽かったので、
レポなし。
街はなんとも変哲のない、写真にも撮る感じじゃない街でした。
湖畔はお洒落だったけどね。

三日目、
朝10時半ごろ出て、Meersburgからフェリーで
Konstanzというところまで向かいました。
Konstanzまでは、ガイドブックによるとフェリーで15分ぐらい
ということでしたが、なぜか、私たちが使ったBSBという会社のフェリーは、
ほぼ一時間Konstanzまでかかりました。別に急いでいたわけではなく、
ゆっくり旅気分で、それもなかなか悪くなかったけど、
ん?ってことは別にもフェリー会社があったってこと?とかなりの疑問でした。
ちゃんと調べてれば、時短できたかも。
Konstanzからの往復にして、バスでInsel Mainau(マイナウ島)へ行くつもり
でしたが、終フェリーの時間が割と早く、そうするとゆったりもしてられない
だろうということで、Konstanz へ着いてから、フェリーのチケットを、
マイナウ島からKonstanz へ変えてもらいました。
これは2ユーロでできました。(元のチケットは2人で14ユーロ)

Konstanzは大学もあり、Boden湖の中では一番古く、
そして最も大きな街です。
ローマ時代から存在し、中世には取引の中心地として栄えた場所だそうです。
船着場には、色っぽい腰つきのインペリアが出迎えてくれます。

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右手には、王冠を携えたちっちゃな皇帝を、左手には教皇をのせている
そうです。当時、影の権力を誇っていた、実在の高級娼婦(Kurtisane)
がモデルで、Peter Lenkという彫刻家により、1993年に作られたもの。
何か、腰のひねりがアジアっぽい、
どこか仏像のような??と言っていたら、ガイドブックに、
娼婦とあって、びっくりしました。(^^;
彼女、立ってるだけじゃなく、なんとくるくると旋回しています。

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(近影、、、でかっ!)

 

Konstanzは第二次世界大戦で、爆撃を免れたということで、古い建物が
結構残っていて町並みはなかなかに趣がありました。

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Konstanzの大聖堂を見学しました。↓ (上の写真は町並みなので違います)
南西ドイツの中で最も大きなロマネスク教会のひとつ。

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上部は後で付け足されたので、バロック様式。
タワーの最も上の部分は、19世紀に付け足され、ネオゴシック様式
ということで、パッチワークのような建物です。
とても美しく見応えがありました。

この後、ほどなくKonstanzを後にして、マイナウ島へ向かいました。
コンスタンツからマイナウ島へのアクセスは、フェリー、もしくは、バスで
可能なようです。私たちは、バスを利用しました。
Konstanzの駅の目の前にバス停がありLinie4で、
マイナウ島へ行くことができます。
4番に乗って、わりとすぐ、15分ほどでした。

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マイナウ島、なんとなんと、これは行ってみてびっくりしたのですが、
入場料がいります。大人1人、21ユーロもかかりました!
そ、そんなに?!!( ゚д゚)と正直少しがっかりしましたが、
ここまできてやめる人もいないでしょう、、と言うわけで
きちんと払って入りました。

某所で見た説明によると、
「大公フリードリッヒ一世のひ孫で島の主であるレンナルト・ベルナドッテ伯爵(2004年没)は、荒れ果てた地を花と樹木のパラダイスに造り変え、一般に公開しました。ベルナドッテ伯爵家はその遺志を継承し、世界中からの旅行者が自然の美と調和と休養を得られるように島を維持しています。」

と言うことだったので、
維持にかかる費用がいるということなのでしょう。
マイナウ島は、ボーデン湖に行くと言う話をした時、
ほぼ全てのドイツ人の知り合いに勧められました。(^^;
たしかに楽園のような美しい島ではありました。
でも、散策して回るのには、半日で充分と太鼓判を押しておきます!

蝶々ハウスを見学。

トロピカルな室温で、美しい蝶たちがたっくさんいました!!

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サナギたちがぶら下がっており、今まさに出てきた蝶たちが見れて面白かったです。

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そして、1732年に建てられたという、
バロック様式のお城と教会も。

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BSBという会社のフェリーの、メアスブルク行きの最終が、
17時半だったので、最終からもう一つ早い、16時半のフェリーに乗り、
帰りました。

さて、観光なのにメシの話が全く出てきませんでしたな。。。
そう、なんとけちけち大作戦により、
この日の私たちは、朝ごはんをこれでもか!とたらふく食べて、
お昼ご飯をケチりました!(^^;
早めにうちに戻り、スーパーでささっと買い物して、
庭でバーベキュー。ふぇっふぇっふぇっ。。
それまでにお腹が空いてたので、
ちょっと食べ過ぎてしまいました。苦しかった〜。

旅直前のトラブル/ボーデン湖の美しき街、メーアスブルク

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日曜日の朝6時にデュッセルドルフを出発して、
その日の13時ぐらいに南ドイツのボーデン湖の
Meersburgという街までやって来ました。

三国(オーストリア、スイス、ドイツ)の国境に接するとても大きな湖です。

出かける数日前に色々とありました。
というのは、相棒の車のギアが急に上がらなくなる
小事件が発生して、(小、じゃないっか。。。(^^;)

いつも何かあるたび、
車を預けているディーラーに連絡してみたら、
予定がいっぱいすぎて、ケアできない、この日なら空いている
と言われたのは、5月も半ば、すなわち旅から戻ったぐらいのタイミング。
慎重な相棒が、旅行をキャンセルするか、それともレンタカーを
借りてでも行くかと相談して来ました。

小さくても良いから、町の車の修理工に
まずは見てもらったら?
全てはそれから考えればいいんじゃない?と提案してみると、
町の修理工に頼んでも
今までに根本的な解決に繋がらないことが何度かあったようで、
渋々でしたが、他に選択肢もなかったこともあり、
(期日もギリギリだし)
何にしても一度預けてみてもらおうということになりました。
調べてもらった結果は、なんと、「何も問題なし」。
一旦は問題解決の気持ちになったものの、
その何時間後か、相棒がその車を運転して帰ったら、
またしてもギアが上がらないということがあり、話はスタートに逆戻り。あらあら。

レンタカーを借りるには、400ユーロほど余計にかかるので、
頭を悩ませた結果、不安はあるものの、相棒の車で行こう!と
いうことに決まりました。(文字通りの見切り発車、、、)
正直レンタカーを借りる方が、不安は少ないと思いましたが、
出費が増えるのも痛いし。
もし、相棒がその出費を持ってくれるとしても、
なにかと気分的に落ち着かないし。

こんな経緯があったので、旅の出発前はただでさえ慌ただしいのに、
さらにせわしないことに。
いろんなトラブルのパターンを想定しながら
不安な気持ちでスタートして
いざ走ってみたら何事もなく来れたので、
本当にホッとしました。(^^;

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(メーアスブルクの路地裏)

ボーデン湖に来るにあたり、どこに宿を取るか
けっこう考えました。
Ferienwohnungを(アパートホテル)を
借りて住むということは決めていたので
あと外せない条件として、バスタブがあること、(相棒の希望)
徒歩圏内にレストランがあるところ、駐車場がついてること、
バルコニー、又はテラスがある、キッチンに食洗機がついている
ということを基準に探しました。
メーアスブルクは、ドイツ人の知り合いがとても美しい街だと
言っていたのと、ネットで調べた情報だと、大きすぎず、かと言って、
田舎すぎない、観光地らしい場所だということで、決めました。
お城が二つあり、かわいらしく、ドイツらしい、
メルヘンチックかつ、ロマンティックなこじんまりとした素敵な街です。
こじんまりとはしていますが、観光地らしく、
ささやかな華やかさは漂っています。

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(夕暮れ時の湖畔)

私たちが泊っているアパートホテルは、
中心街から徒歩で10分ぐらいの町外れにあります。
庭にテラスがあり、バーベキューもできるようになってます。

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ここへ着いてから二回バーベキューしました。

(ドイツ語でバーベキューはちなみにgrillen)
キッチンも完備しているので、基本自炊にして、
キッチンでは、パスタや、カレーなど作って食べています。

管理会社の人が対応してくれましたが、
このアパートの大家さんが、二つ上の階に住んでいて、
何かあった時は、大家さんにも尋ねても良いということでした。

この大家さんが、夕方になると下に降りて来て、
庭に水を撒いたりして、うちのテラス付近をうろうろします。
愛想よく挨拶して来たり、
スモールトークもあったりなかったり。
とはいえ、
基本的にノータッチな感じなので、気楽に過ごせます。


こういうのが、ホテルに泊まるのと大きな違いかも。
その土地に住んでるかのように旅ができます。(^.^)
この快適さを知ってからは、旅はほとんどこのスタイルです。
日本でも最近、air bnb がインターネットを通して浸透し、
民泊というのも旅の選択肢に加わったことと思います。

www.airbnb.jp


わたしはリラックスできるので、これが一番好きです。
お値段も大体において、リーズナブルです。
今回のこのアパートも全てこみで1日あたり、1人40ユーロほど。
スペースも70平米ほどあり、ゆったりしています。
2人にはもったいないぐらい。
興味のある方は、こちらのリンクへどうぞ。

www.grosse-ferienwohnung-meersburg.de

この旅も、もう明後日で終わりです。
この宿は午前10時までに出ないといけないので、
実質もう一日のみ。
休みになった途端、時間の流れが変わり、
一週間があっという間でした。
どんなところへ行って、何をしたのか、後日また改めて
書きたいと思います。

カナリア達のお留守番

日本はゴールデンウィークだったみたいですね。

ドイツも、5月は祭日がたくさんあります。
でも、日本みたいに一気にかたまってない。

今月は1、10、21、31日がお休みの模様。
というわけで、思い切って休暇を取り、
明日から、一週間旅行することになりました。

昨日はそんなで朝からてんやわんや。
出かける直前って、なぜ、やることが集中するんですかね〜。
午前中は調律師さんが来て、
久々に我が家のピアノを調律してもらいました。
日本人の調律師さんのSさんは、優秀なKlavierbauer

(ピアノを一から組み立てて、作る職人さん)
もともと、ここら辺に住まわれて、お仕事をされてたのですが、
10年ぐらいほど前から、旦那さんのお仕事の関係で、
南ドイツに移り住まわれ、それでも、ここら辺に顧客が多いので、
NRW 州と定期的に往復しながら生活されてるようです。
Sさんは、なかなか男前(女性ですけどね)な方で、
一本筋の通ったお仕事の仕方をされています。
そのかわりと言うのか、旦那さんはとても物腰が柔らかい、
優しい〜感じの方。
Sさんとは、会うといつも話が盛り上がります。
今回もすごく久々にお会いしたので、色々な話をしました。
Sさんも、ちょっとスピが入ってるのか、
死んでも魂は続いてく、というような話もちょこっと出ました。

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(写真はT家、大きな鳥かごに、沢山の植物たち!)

その後は、ちびちゃん達(ポッキーとピーチ)を預けに、
Tさん宅へ。Tさん家族は、うちのピアノ教室で唯一、日本系の生徒さん。
お母さんが日本人で、お父さんがドイツ人、かわいらしい娘さんが2人。
Tさんは、主婦ベースの暮らしですが、通訳のお仕事もされてる方です。
ポッキーはこのお宅に何度もお世話になってます。
Tさん宅は、ジャングル並みに(^^;観葉植物があって、
小鳥達にはパラダイスな環境。
ピーチの前には、プリンというメスの子がいたのですが、
ポッキーとプリンちゃんは、T家にお世話になり、
すっかりT家宅にある植物に慣れ親しんで、楽しそうでした。
我が家に戻って来てからは、T家からすると、
ぷっ、と笑ってしまいそうなちっさなベンジャミンの鉢植えが以来の
お気に入りで、ベンジャミンに挨拶に行くのが毎日の日課になってるぐらい。

(何ヶ月も経った今でも!)

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(うちのちっさなベンジャミンに集うこつぶさんたち)


T家に滞在している間、プリンは何と産卵と孵化も経験。
生まれた二羽のヒナちゃん達は、T家が引き取ってくれ、メロンとチョコと名付け、
大層、可愛がってくれてたのだけど、
ある時、うっかりしていて二羽とも飛んで行ってしまった。。。
その少し後、プリンも相次ぐ産卵が元だったか、命を落としました。

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(ありし日のプリン、チョコ、メロン。そっくりな三羽。。)

ポッキーをそのまま、一羽飼いすることも考えたけど、
アイロンに写ってる自分の姿にキスしてたり、
ぼんやりする時間が増えたり、明らかにしょんぼりしてるポッキーをそのまま
一羽にしておくのも、あんまりな気がするな〜と思ってた今年の初め、
ふっと入って見た近所のペットショップが、何と数日後に店じまいするというので、
最後のチャンスと、拍車がかかり。
すっかり整理整頓が終わった店内はがらんと寂しい佇まいで、
店の親父さんもなんとなく元気がなく、物哀しさがありましたが、
数羽残ったカナリア達は、ぴょんぴょん、そんな事とは関係なく、
元気に飛び回っており、残ったメスも選択肢がほとんどなく、
二羽の中からはっと目があってこの子!とピンと来たので、
迷いなくピーチを連れ帰りました。

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(ぴちぴちなピーチ❤️)

ピーチにとってはこの度のT家滞在は初めて。
というか、うちに来てから他所でお留守番するのが、
初めてになります。
産卵の経験はまだ無いピーチだけど、
長生きして欲しいな。

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彼らにとっても、観葉植物に囲まれた素敵なバケーションですな。

楽しんでくれるといいなと思います。(^.^)

日本の居酒屋、in デュッセルドルフ。「焼左衛門」

あんまり良い写真が撮れなかったのですが。。。

 

金曜日の夜はうちのピアノ教室の発表会があり、

そのあと、講師演奏に一緒に出演してくれたピアニスト仲間と、

打ち上げで、一緒にKlosterstrにある日本の居酒屋、「焼左衛門」へ行きました。

友達とは、カミーユ・サン=サーンスの連弾曲、

「死の舞踏 Dance macabre 」を演奏しましたよ。

とてもドラマチックで演奏効果抜群のかっこいい連弾曲です。

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焼左衛門、ザ・日本の居酒屋!といった佇まいのお店です。

お客さんも日本人率高し。

YAKI-THE-EMON 焼左衛門 - ホーム - デュッセルドルフ - メニュー、価格、レストランレビュー | Facebook

以前は平日のランチもあったのですが、

最近、深夜の営業時間が長くなり、(平日は2時まで)

その代わりなのか何なのか、平日ランチがなくなってしまいました。

鉄板焼き中心のお店で、お昼はお好み焼きや、スペシャル弁当などあって

なかなか良かったのですが。ざんねん。

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お料理の写真、全部撮れなかったのですが、撮った分だけのせます。

アルコールを頼んだ時、おつまみセットを3ユーロでつけることができます。

上がそれです。ポテサラ、鶏皮、きゅうりの浅漬けです。

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ナス田楽と、チーズ焼き。

この前に海鮮サラダを頼みました。

海鮮サラダ、お刺身がたっぷり入ってて美味しかったです。

この後、白アスパラガスの鉄板焼き。

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白アスパラガスといえば、今が時期。

典型的な食べ方では、溶かしバターを回しかけるか、

オランデーズソース(ホワイトソースに似てる)をかけて食べます。

他に、日本風のアレンジとしては、天ぷらにするとぴったり。

とても美味しいです。

この鉄板焼きも、たっぷり、鰹節がかかっていて、

マヨネーズか、めんつゆをかけて

頂くようになっていて、とても美味しかった。

こういう風に、こちらの食べ物を日本風にアレンジするアイデア、

とても好きです。すぐにマネしたくなりますね!

他に、タコの唐揚げ、鴨とネギの串焼き、はんぺんの明太子焼き、鶏唐揚げの柚子こしょう風味

などを頼みましたが、写真をうっかり撮り忘れちゃいました。

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デザートにお餅の抹茶アイスがけ(お料理のタイトルはうろ覚えです。すみません!)

を頼みました。お餅の上にすこーしだけ溶けたアイスとあずき、黒蜜ときな粉がマッチして、美味しかった〜。(^^)

私が、生ビールの大、友達が小を頼んで、最後にそれぞれお茶を頼み、

しめて90ユーロ。決してお安くはないですね。

でも、お隣との間に衝立もあって、少し個室感もあり、ゆったりと楽しみながら

飲み食いできて満足でした。

夜に来たのは、2回目でしたがなかなか良かったです♫

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帰りはほろ酔い気分で、Heinrich Heine Allee駅までお散歩がてら、気持ち良く歩いて

帰りました。夜のKönigsallee(デュッセル一番の目抜き通り)はライトアップされて、

ロマンチックでした。

温かい春の宵に、気持ち良く出歩いている人々がさんざめいていました。

これからどんどん良い季節になってくヨーロッパです。

夜のそぞろ歩きも、爽やかで気持ち良くほんとうに素敵です。

 

このブログと管理人シマ吉について。

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(オランダのフェンローへ、デュッセルドルフから自転車で走った時の写真です。これは、フェンローの手前にあった湖)

今年に入ってから、ブログをふと始めてみようと思い立ち、
早くも3ヶ月が経ちました。

遅まきながら、自己紹介というか、プロフィール的な
記事を書いてみようと、ここに至る。( ^ω^ )
長いです。


※まずは、このブログのこととか

基本的に日記の延長です。
ドイツのデュッセルドルフに住んでいるので、
その生活の記録が話の大部分。
管理人は、クラシックのピアノ弾きで、
ピアノ教室経営者です。
なので、音楽の話とかもたまにしたいと思ってます。
他に、旅の記録なんかも残していきたいです。
できたら、自分なりの体験としての、
スピリチュアルな話にも触れられるようになりたいです。

ブログはまるっきり初めてかというと、
実はそうではない。
けっこう、何回かブログやウェブ日記を書いてたこと、
あるのです。
でも、
以前のブログや、ウェブ日記では、
自分の友人知人のみが見ていた感じで、
個人的なサークル内で利用していたので、
今と違うかも。
まだ、このブログについては、あまり友人知人には
知らせてないので。

文章を書くのは昔から好きでした。
ばりばりのブロガーになって、稼ぐとかも
憧れるけど、今のところは趣味の範疇で、
楽しみとして続けていければ良いかなと思っています。

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(定期的に日曜の礼拝でピアニストとして、演奏しています。オルガニストの代用で、こっちではよくある仕事です。上はそのよく出入りする教会。)

※ピアノ弾きとしての歩み
(ドイツに来てからの話をします。
それまでの話をくっつけると、壮大になりすぎるので。(^^;)
ドイツにやって来たのは1995年の春。
1月に阪神淡路大震災があり、
3月にサリン事件が起こった、インパクトのある年。
サリン事件が起こった日、
ちょうど地下鉄に乗っていて、
青山にあるドイツ大使館へ向かっていました。
サリン事件はニアミス。
行きはふつうに行けたけど、帰り、
地下鉄の入り口が封鎖されており、
もう地下鉄で池袋まで戻ることができなくなってた。
インターネットも携帯もない時代。
池袋駅までなんとか戻ると、
あちこちで号外が配られてて、
サリン事件のことを知ったのでした。

ドイツにはその当時、このドイツでは唯一の知り合いが住んでた、
カールスルーエに上陸。
最初の年はそこに住みながら、ひたすら先生を探し、
大学入学の可能性を探ってました。
というのも、
日本での大学の教授が卒業前に50の若さで、
癌で突然亡くなり、
今、考えると当時にしては無謀だけど、とにかく
留学したいという気持ちのみで、全くのツテがない状態で
ほぼ、身一つでやって来たのでした。

そうこうしているうちに、全くの偶然から、デュッセルドルフの
ロベルト・シューマン音大の教授に知り合うことが出来て、
受験をするきっかけを得て、なんとか入学することができた。
デュッセルドルフは、カールスルーエからやって来てみると、
お洒落だし、都会だし、ライン河もあり、すっかり気に入り、
当時は本当に嬉しかった。
音大では歌曲伴奏を専攻して、
ドイツリート、室内楽を主に学びました。

デュッセルドルフは、日本企業が沢山駐在している事でも
有名な街で、そのことは、ここへ越して来て初めて知りました。
事前に知っていたら、あるいは避けたかも。
でも、今となってみては、長く住むには結局良かったかなと
思っています。
学生時代は、学校で忙しくあまり外界と関わりあう暇もなく、
卒業後、バイトをするのに、最初はしばらく
日本人の生徒さんを集めてお家を回っていましたから。
やはり、音大卒だと語学力もそこそこで、
中途半端な語学力で働けるところがそうそうあるはずもなく。

それでも、卒業後しばらくして、
けっこういろんなバイトも経験しました。
日本とは関係のない
現地のホテルや、レストランなどでバイトもしました。

その後、
デュッセルドルフの州立ラインオペラ、というオペラハウスで、
10年間、字幕のインスペクターとして主に働いていました。
オーケストラで鍵盤楽器を何回か弾いたこともあります。

字幕のインスペクターという仕事は、
超インサイダーな感じのお仕事で、
オペラハウスのファンとしては、本当に楽しい仕事でした。
具体的に言うと、
公演の時、楽譜を見ながら
歌手が歌うタイミングで、字幕出しをして行くという内容です。
これで、オペラハウスで演奏されている
一通りのレパートリーについて、
本当に詳しくなったしすごく勉強になった。
でも、いかんせん、お給料はスズメの涙で、
食べて行く足しには全然ならない。

その間、オペラハウスのオーディションをいくつか受けて、
専属のピアニスト、コレペティを目指していた時期もありました。
実際に、いくつかの公的なオペラプロジェクトや、
デトモルトの州立オペラハウスで短期間、コレペティとして、
働いた経験もあります。

そうこうしてるうちに、経験を積みながらも、
なんか違うな、という気がしてきました。
神経が細く、常に大勢の人の中で働くのが、
とてもきつくて。(これは後の話につながります)

コレペティとして、オペラハウスで専属になるのは、
それでなくても、大変難しいですが、
自分には向いてないかも、という気がして、
ある時、完全にフリーでやって行くという方向へ、
転換することに。

で、帰国する選択もあったと思うけど、
この街に残ることを決めました。

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(昨年の夏、オランダの海辺、ベルゲンへ行った時の写真です。)


※局所性ジストニアのこと

ある時から、首の左側に震えが起こるように。
自分ではコントロールが効かない感じで、
リラックスしていても普通に起きます。
ひどい時は、手にも震えが出ます。
震えは、どれぐらいかというと、
オーケストラに座っていて、指揮者の顔を
きちんと見れないぐらい。
(見ようとすると震えが酷くなるので)
生活に支障は直接はないんだけど、
緊張する場面になると、いつも震えが酷くなるので
けっこう厄介で。
ずーっと、なんだろうなと思っていました。

それで、何年かおきに、ふと思い立って、
レントゲンを撮ってみたり、ロルフィングを試してみたり。
けっこういろんなことをして見たけど治らず、
ある時、もしかして神経?!と思い立ち、
神経科に行って見たら、なんと「ジストニア」という、
立派な(?)病気であることが判明。

実はこれ、音楽家にしょっちゅうではないけど、
起こる病らしく、
ピアニストで、筋肉が硬直して弾けなくなったり、
歌手で、声が出なくなったりという例があるそうです。

局所性ジストニア - Wikipedia

最近では、コブクロの小さいほうの人も、ジストニアで一旦、
活動を休止してましたよね。
私の場合、手が硬直するというパターンではなくて、
まだ、ピアニストとしては、良かった方かもしれません。
震えがあるのも、けっこうやですが。

震えが先か、ナーバスが先か、
わからないけど、
これで、緊張しいがさらに、加速してるんだなということもわかり。
それで大勢の中で仕事するのは、ことさら、難しかったんだと思う。
今は薬で抑えているので、震えも以前ほどではなくなったけど。

そんなこんなで、今はフリーベースで、無理のないスケジュールの中、
自分でピアノ教室を開き、現地の生徒さんたちを教えながら、
細々と活動している状況です。

起業とかいう大それた感じじゃないけど、
自分にとって1番心地よいスタイルを選んだら、
今の働き方に行き着いた感じ。
派手ではないけれど、
ピアニストとしても、ぼちぼち並行してお仕事をしながら、
デュッセルドルフの普通の暮らしを普通に楽しんでます。

*デュッセル愛

デュッセルドルフ、っていうと、
日本人が多い街!って変な拒否反応示す人が割といて、
残念に思ってます。(良く知らないのにね!)
緩やかに自分らしく暮らすには、
本当に素敵な街なんだけどな!
だからか、
このブログでは、自分の暮らしについて、
なんでもないことの日記を中心にしながら
音楽の話なんかも時にしながら、
それ以外に1番伝えたいことの中に、
デュッセルドルフって、ほんと良いところ!って言うメッセージを
込めています。
他の記事については模索中だけど、
これは一番自分にとって書きやすいテーマかも。
デュッセル愛!!笑

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※自分のこと、あとすこし。

結婚してないから、子供もいない。

日本人の年下の彼氏がいて、それなりに仲良くやっています。

(2018年、11月以来、残念なことにお別れしました。)
カナリア二羽飼ってます。(ポッキーとピーチ)
あ、それと、どうでもいいことだけど、
しま吉のしまは、北海道地域に生息する小鳥さんの、
シマエナガのシマ。
人生の途上で、色々悩んだり、壁にぶち当たったり、
生きにくいと感じた時期があり、
そんな時から、精神世界の探求、
自分を癒すためのツールを求めて、
スピリチュアルな世界にはまりました。
今でも、スピ本を読むのは大好きなひと時で、
特に、大好きなサネヤ・ロウマンの本は、
私にとって、何度も何度も読み返す、
クリスチャンにとっての聖書のようなものです。

ブログを続けるにあたって、まだまだ発展途上ながら、
やはり、僅かでもブログのPV数や、みなさんがつけてくださる星、
読者登録が、すごーく励みになります。
そして、皆様にとって面白い記事を書けるとは
限らないけど
自分自身が楽しみながら、日々感じていること、
読んでもらいたいことを、出来るだけ魅力的に伝えていけたらなあと
思ってます。
みなさんの更新するブログも、いつもとても楽しみです。
ブログを始めて、いろんな世界を覗き見て
内側の世界が本当に広がったように感じてます。

初めての方も、そうでない方も、
これからもどうぞ、よろしくお願いします。